仕事は明日までお休み。二連休初日の今日はよく晴れて、猫的にもコンディションが良さそうだっので、約5ヶ月ぶりに横浜線猫行脚に出かけてきた。南武線の時に比べると遥かに時間がかかっているのは、ひとえにモチベーションが上がらないからだが、いい加減に終わらせないと中途半端で気持ち悪い。この冬のうちに最低でも橋本までは到達できるよう頑張ろう。
今日のコースは町田から古淵まで。上を見ればすべての屋根に猫がいそうな天気だったが、横浜線には苦手意識を持ってしまって、うまく見つけられるかどきどきしながら散歩を開始した。ご飯待ちの黒が視界に入ってきたのは10分後だったので、出だしとしては悪くなかったけれども。
日陰で頑張る黒を日なたに誘い出そうとしていると、どこからかキジトラが駆けてきた。ご飯を狙っているのかな。
この辺りは横浜線の線路に沿って境川という川が流れていて、おおむねそこが県境となって、東京都町田市と神奈川県相模原市に分かれている。ただし川の流路と県境は必ずしも一致せず、両市には互いに多くの飛び地がある。かつて境川は激しく蛇行していて、県境もそれに合わせて設定されていたが、水害対策のため河川改修が施され、流路だけが直線的になった結果、蛇行したままの県境がたくさんの飛び地を生んだ。不便解消のため、少しずつ境界変更が進められているが、県境というのは何をするにも調整が難しく、完全解消にはまだまだ時間がかかるようだ。たまたま昨日、橋本駅付近の県境が一部修正されて、ニュースになっていたので思い出した。
そんな曰くつきの県境を越えたのは、スタートから1時間後のことだった。神奈川県側で最初に目に入ってきたのは、植え込みで丸くなる白い塊。
今日はドピーカンで、しかも冬の日差しは仰角が小さいからとても眩しい。とはいえ完全に日陰だと少し寒いから、こんな具合に落ち着くのだろう。
……というか、俺もその敷地にいるんだけれども。たくさんの猫が歩き回っているのを見て、家の人に写真を撮らせて欲しいとお願いしたら、快く招き入れてくれたのだった。
三毛はさっさと逃げて、代わりに黒がやって来た。この家には猫が15匹ぐらいいたと思うが、その半分ぐらいは黒猫。しかし敷地に入った途端、蜘蛛の子を散らすように逃げてしまって、俺の相手をしてくれたのは、辛うじて残った数匹だけ。
家族関係はまったく分からないけど、この子はお母さんの顔つきには見えないなあ。
この農家が今日の散歩のハイライトで、あとはゴール地点の古淵駅まで猫一匹見かけなかった。
散歩を終えて帰ってきたのは正午前。自宅から横浜線方面へ行き来するのは意外に不便で、京王八王子~八王子にしても、京王片倉~片倉にしても、乗り換えるのに10~20分ぐらいかかる。ちょっと面倒なので、今後、横浜線猫行脚はなるべく夜勤明けに済まそうと思っている。
駅から自宅までの間にも何匹かの猫を見かけた。
裏山の猫民家に住む黒白子猫が道端でちょこんとしていた。この坂道は猫ストリートになっていて、実はこの写真の後方にはもう1匹写っていたりする。
あどけなさと精悍さが同居した顔つき。実際は生後7~8ヶ月ぐらいだと思う。
カメラを向けたら微妙な姿勢で固まってしまった。今日はここまで。