猫散歩などというのんびりした趣味は、せわしない都心にわざわざ出向いてやるようなものではない。昨日の散歩で痛くそう感じたため、今日の猫関係業務は田舎道を選んだ。といっても我が家の周囲は充分田舎なので、ただ玄関を出て外を歩きさえすれば、それが田舎散歩となる。今日は高尾から八王子までの10.6kmを3時間かけて歩いた。
出だしの天気は冴えず、7時半ごろ家を出た時は雲が多くて暗かったため、近所の猫はほぼ不在。ただ1匹だけ、初めて見かける毛色の猫が、民家の敷地で香箱を組んでいた。
寒くはない朝だが鼻水が出ている。毛色はサバトラ白(青トラ白)。
高尾から八王子までは2駅あり、中間の西八王子までが散歩の前半。時間の経過とともに雲は減ってきたが、猫が起き出してくるにはタイムラグがあるようで、1匹目に遭遇したのはスタートから40分後のことだった。
いくら呼んでも目を丸くするばかりで動かなかったのに、諦めて立ち去ったらすぐに出てきた。なんだよー。
冬至が近くなって太陽がだいぶ低くなり、間もなく9時だというのに日差しが赤い。そんなだから猫も寝坊助になっている。
民家の敷地に消えゆく間際、舌を鳴らして振り向いてもらった。何というか、おでこの辺りがとても個性的というか、落ち武者みたいな毛色だな。
雲が多いので日差しが出たり隠れたりしているが、猫の方は全体的に上へと上がっているようだ。
一方こちらの屋根は緑色。まったく無関係な毛色の2匹が寛いでいた。
散歩はすでに終盤。このあとも2匹のキジトラに出会ったが、あいにく紙幅が尽きてしまった。残りは折を見て載せる(こちら)。