昨日は朝からマコちゃんの抗癌剤治療で農工大に行き、午後からはサチコを連れて分倍河原のかかりつけ医を受診してきた。2匹平行となると情報量が多く、忙しくて完全に整理できていないところもあるが、かいつまんで報告しておくと、マコちゃんの1週目の抗癌剤治療ではこれといった副作用はなく、レントゲン写真を見た限りでは、鼻腔内の白い陰影が先週よりもやや薄くなっていた(つまり割といい感じ)。多剤併用療法なので昨日から別の抗癌剤に変わっていて、今度は血尿や発熱が現れる可能性があるとのことで注意深く様子を見ている。サチコの方は上半身を起こした時に前足の関節がガニ股のように広がることから、老猫に典型的な変形性関節症を疑っており、去年出たばかりのソレンシアという疼痛管理薬を試したくて受診した。この薬の使用上の注意の一つに「慢性腎不全ステージ3および4の猫における本剤の安全性および有効性は評価されていない」という項目があり、昨日は適応を見るために血液検査を受けたという次第。今日結果を聞きに行ったところ、尿素窒素(BUN)やクレアチニン(Cre)の数値からすれば慢性腎不全のステージ2。ただしアルカリフォスファターゼ(ALP)が83IU/lで基準値の0〜58IU/lを超えており、もしこれが甲状腺機能亢進症による上昇だった場合、BUNやCreの数値が示す以上に腎不全が進んでいる可能性がある。なので追加検査で甲状腺ホルモンT4を測定して、甲状腺機能亢進症の可能性を否定できれば、安心してソレンシアに行けるでしょうとのことだった。もちろん俺もその見立てに同意なので、週明けにもう一度血液検査を受けさせることにした。超高齢猫を何度も外出させるのは忍びないが、関節痛が緩和してくれれば余生がずいぶん楽になると思うので、サチコにはもう少しだけ付き合ってもらう。
今日紹介するのは一昨日の夜勤明けに見かけた川崎市内の猫たち。日差しがなかったせいか思ったよりたくさん会えたので、今日のところは前半だけ紹介して、残りは天気の悪い時にでも載せることにする。巡回コースは登戸〜矢野口の3駅間で、あっちふらふらこっちふらふらしながら11kmほど自転車を漕いで12匹の猫に遭遇した。このご時世で1匹あたり1kmを切るのはさすが南武線沿線といったところ。
最初の猫は空き地に佇む黒白。更地になってからさほど時間が経っていないはずだけど、この季節は植物の勢いがすごい。
こいつは道路向かいの民家の飼い猫。警戒心が強いので、雑草をかき分けて接近するのはたぶん無理。
予想通り逃げられたけど、5分ほど待っていたら自宅に戻ってきた。これはまだ俺がいることに驚愕しているところ。
そしてこれは記憶の糸をたぐっているところ。先月も会ったばかりなんですけど。
次の猫も先月以来。いつもの蔓棚に引っかかっているね。
プスプス言って目線をもらった。お休みのところ悪いけど、これが最後かも知れないのでね。
初めて会ったのは2019年2月。懐くでも逃げるでもない飄々とした子だった。
さらなる高みにまた茶色いのがいた。曇りがちな日は猫の居場所も拡散しがち。
あれはたまに見かける鉢割れ茶トラ白。はす向かいの民家ではふてにゃんがお昼寝していたけど、敷地の奥すぎて写真は撮れなかった。
この日会いたかった一匹、大白斑の美人三毛が縄張りの路地に佇んでいた。
仮の名前をつける機会を逸しちゃったけど、俺この子のファンなんだよなあ。最近ようやく懐いてきたので、このまま別れるのはとても名残惜しい。
まあ梅雨明け前にまた来ると思うから、プスプス聞こえたら出てきてね。
……しかし、まったく懐いていないので、近寄る素振りを見せただけで車の下に潜ってしまう。アパートの裏へ逃げないだけ今日はまだマシな反応。奥の白い被毛の主も分かっているけど、あれは茶トラ白以上に冷淡なのでもっと無理。
白い被毛はこちらも美人な大白斑の三毛。さっきの三毛とは対照的に懐く兆しがまったくないどころか、ここのところさらに冷淡さが増してきて写真を撮れることすら稀で、この直後、予想通り見えなくなるまで走り去ってしまった(次回へ続く)。