日の出時刻が早まって朝の散歩が充実する季節となり、一方で日中帯は気温が上がって、夜勤の前後に猫を見つけるのが難しくなってきた。5月から10月までは日勤を多めにしてねと会社にリクエストしたら、ものの見事に日勤だらけになり、来月予定されている夜勤はたったの1回。あくまで「多め」が良かったんだが、猫探しに配慮してくれる会社というのも貴重なので、素直に厚意に甘えることにした。
そんなわけで、今日の出勤前の散歩は早朝の谷保から。朝の散歩で南武線(府中本町~西立川)をゴール地点に設定することはあまりなく、なぜなら稲田堤を経由すると所要時間が大幅に増えるからだが、そこを敢えて西府へ向けて歩いたのは、会いたい猫がいたからだ。6時半すぎに谷保駅に降り立ち、猫たちの住む路地に差しかかると、ちょうど巡回から戻ったのが横切ったところだった。
追いついてみるとそれはいつもの美人サバトラ。何かと対峙しているかのような顔つきだ。この近所で黒猫が逃げたという情報があり、もしや視線の先に潜んでいるのがそれかと思って、恐る恐る覗いてみると……、
こいつは常駐の長毛キジ白。美人サバトラちゃんがそこで睨んでいるけど、何かやらかした?
奥の方でそんな様子を眺めていたのはスクーター二毛と相方の茶トラ。二毛ちゃんは今日会いたかった子の1匹。
同じ谷保でもこちらは日当たりがいい。2匹の猫が日なたぼっこしていた。
灰白はまったりしている。ここには顔見知りの猫が3匹いるが、もう1匹の二毛は不在のようだった。
ペルシャ顔クラシックタビー薄色三毛に会いたくて、細い路地を覗いてみたが今日も不在。谷保を離れてからしばらく猫影はなく、次に見かけたのは西府の古墳神社の境内だった。
こいつが臆病なことは分かっていて、忍び足で近寄って何とか2枚目が撮れた。以前ここをシマにしていた茶系の猫たちはしばらく見ない。
たまにここで見かけるキジサバ兄弟。2匹揃ったところは初めてかも。
時刻は8時ちょうど。この時すでに気温は19.8℃になっていて、お昼すぎには予報通り29.0℃まで上がった。