日勤が続けば続いたで散歩コースには迷うもので、今日もなかなか決められず、家を出る直前になってようやく日野駅から歩くことにした。猫の拠点など無数にあるのになぜ迷うのかというと、平日の朝は場所によってはとてもやりにくいからだ。俺が猫探しの拠点にしている三多摩地区は、都心から離れているせいで、住宅街は朝早くから通勤通学の往来がある。スーツを着て歩く姿は同じでも、猫を探し回る俺はそうした人々とは明らかに挙動が違うので、どうしても目立ってしまう。特に小学生の登校が始まって、見守りの大人が路頭に立つようになったら、猫探しは河岸を変えるか店じまいすることに決めている。通報されでもしたら敵わないからだが、万一そのような事態に陥った場合に備えて、カメラのSDカードは基本的にフォーマットせず、常に猫写真が残っているようにもしている。
まあそんな苦労話はどうでもいいんだが、日野駅をスタートして最初に立ち寄ったのは、寝坊助三羽烏のねぐら。薄目を開いているキジ白が分かるかな。
今朝は一羽だけみたいね。冬みたいにひっついていたら暑いもんね。
歩き慣れた日野~甲州街道の中でも、ここは今までとは経路が異なり、こいつは新規区間で初めての猫。ちなみに黄色い木香薔薇は秋篠宮眞子様の御印だそうで、調べるまでまったく知らなかった(これでも眞子様ファン)。
民家の敷地に逃げ込んだ小白斑の黒白。お花が咲いているので、写真的には却って良かったかも。
正面に回って、フェンスの下から撮ってみた。こうして見ると、三毛というのは華やかでいい毛色だねえ。三花猫という中国語の呼び方も好き。
車の下には若い二毛。キジトラと茶トラの混ざり具合が鮮やかで、これもなかなかの毛色。