薄曇りの今日は朝から南風が強くて暖かく、これを書いている21時でもまだ19.4℃もある。今年も厳しい夏になるのかと思うと、猫関係業務の過酷さにげんなりし、電気代がかかることにげんなりし、夜勤の出退勤を考えてげんなりし、都合3回げんなりして散歩を開始した。
今朝のコースは地元駅の北側。先日も書いたが、以前はよくいた貨物線の線路端ではまったく見なくなり、その付近にいた黒白や茶色いのも、神隠しに遭ったかのごとく見かけない。風が強いから出て来ないのかも知れないし、新しい餌場ができて縄張りを変えたのかも知れないし、あるいはその他の理由があるのかも知れない。外猫との交流には、そうした理由が「分からない」という一抹の寂しさがある。
線路から離れて少し歩いたところで、ようやく1匹の黒を見つけた。
君の仲間は、いったいどこへ行っちゃったんだろうね。
つつじの咲く遊歩道を歩いていると、脇に入ったところで草を食べているのが1匹。
公園で時々会う三毛じゃないの。こんなところまで出張っているんだね。
縄張りに戻る三毛のあとについて、いつもの公園にやってきた。先日の桜の絨緞はすっかりなくなって、代わりに藤の花が咲いていた。
今日も割とご機嫌で、にゃあにゃあ鳴いてはごろごろすりすり。カメラを向けたら離れてしまったけど（動画）。
公園からさらに行くと、路地の向こうに灰色のがいた。
狐っぽい風貌の灰白。るーるーるー。
「あんたは由紀さおりか」
んっ、いい返し！ でも若い人には分かんないと思うよ。
