今月7日以来となった夜勤前の散歩。猫ヶ丘の猫たちを訪ね歩く前に、いつもの床屋に寄って伸び切った髪をばっさりやってもらい、爽やかな出で立ちで猫を探し始めたのは13時半より少し前のことだった。ところが予想に反して猫たちの姿が見えないし、雨は降ってくるしでさっぱり調子が出ない。何とか粘って馴染のクリーム白を見つけたまでは良かったが、「おいでー」と手招きしてしゃがんだ途端、スラックスの内股部分が裂けてしまい、俺の生白い太腿が露わになったのである。タイミングの悪いことにちょうどそのころ小中学生の下校時間で、そのまま歩き回ったのでは防犯ブザーの紐を引かれることが確実だったため、散歩続行はその場で断念した。タクシーアプリでタクシーを呼び、最寄りの紳士服店まで15分ほど走って替えのスラックスを買い、超特急で裾上げしてもらって再び社会人らしい服装に戻ったが、夜勤の始業時刻には30分ほど遅れてしまった。仕事の前に色々ありすぎて今はもうただ眠りたい。
1匹目の茶トラ白は警戒心が強すぎて接近不能。
いくら慎重にやってもこれが限界。猫ヶ丘にここまで臆病なのいたっけか。
2匹目は荒れた庭をお散歩中のクリーム。この辺りで時々見かける子。
引くとこんな感じ。放置モードで庭なのか何なのか判然としない。
放熱モードではあるけど、今日はそれほど暑くない。八王子アメダスでは正午すぎに記録した27.7℃が最高で、日差しはまったくなかった。
猫が丘の急坂を仰ぎ見るとこんな感じ。さっきからその辺をうろうろしているのに、猫の存在にまったく気付いていなかった。
いちばん初めに見かけた茶トラ白かと思ったら、模様が微妙に違っているね。
この時すでに俺の太腿は露わになっていた。当初はコンビニで裁縫セットを買って仮止めしようかとも思ったが、太腿が露わすぎるし、そうこうしているうちに下校の小中学生が次々に現れるので、そこまで行くのも無理と悟った。タクシーで自宅に戻るとなると5,000円以上かかるが、よく考えたら数km先に紳士服のチェーン店があることを思い出し、そこで新しいものを買う方を選んだ次第。通常1週間かかる裾上げを1時間でやってくれたことには感謝しているが、どうも大手紳士服チェーン店というのは高値で安物を掴まされている気がしてならないんだよなあ。