立川勤務時代にそうしていたように、日の長いこの季節は仕事帰りに猫を探すことも充分に可能のように思えるが、今の環境ではなかなかそれができない。職場の周囲に猫がほとんど生息しておらず、バスで最寄り駅まで行ってさらにどこかへ電車でとなると、どんなに急いでも4〜50分はかかるからだ。昔、職場から徒歩30秒の駐車場で夕涼みしていた七三ファミリーのように、仕事帰りのほっとした気持ちで構える猫がいたらなーとたまに思うが、米兵目当ての特飲街が由来の立川南口と多摩ニュータウンでは街の性質がまったく異なるので、そうしたことは望むべくもない。
今日は散歩には行かないつもりだったが、天気予報では終日曇りと出ていたので、京王線猫行脚を終わらせるつもりで7時すぎに家を出た。ところが曇りは曇りでもかなり明るい方の曇りで、家を出るのも遅かったせいか、当てにしていた猫の大部分が見当たらない。終着駅の京王八王子まで歩き切れば規定数の3匹にはなったと思うが、3年以上続けてきた猫行脚の最終回にそれでは淋しすぎるので、後日仕切り直すことにして途中で帰ってきた。
なおカメラに収まった2匹はどちらも可愛かった。
先月も見かけたポイントさんは、目が合うと近寄ってくる子。カラーポイントとはいえだいぶ毛色が薄いが、これはオリジナルがクリームなのではなく、ティッピング入りのレッドポイントで、なおかつ最劣性に近い対立遺伝子を持っているのではないかと思う。
見かける頻度はとても低い子だが、街区をしつこく回っていたら3周目にいた。
明日から今度こそ夜勤が始まるので、熱中症に気をつけながら散歩しよう。