今日は府中で27.1℃まで気温が上がり、曇りの予報だったはずの空からは日差しが降り注ぎ、遅めに散歩をスタートしたのは完全なる失敗だった。というのも今日は12時に小平市内の動物病院を訪問する約束があり、あまり早く家を出ても時間を持て余すと思い、家を出たのが8時近くになっていたからだ。散歩コースは当初、東京都内(島嶼を除く)に残る最後の自治体である板橋区をやっつけるつもりだったが、昨夜はブログ記事を書いているうちに精根尽き果てて事前調査する余裕がなく、何も考えずに西国分寺〜恋ヶ窪、小川〜新小平という二つの区間を歩くことにした。明け方あまり気温が下がらなかったため8時には20℃を超えており、慣れない土地で猫を見つけるのはかなり難儀で、前半で1匹、後半で2匹という淋しい結果だった。
恋ヶ窪で見つけた1匹は高みで毛繕い中の三毛。
ぎょっとしたような顔で固まっている。できれば下りてきて欲しいけど難しい相談ですかね。
三毛の1時間50分後に次の猫を発見。砂漠でオアシスの幻覚を見たような不思議な気分。
毛色はきれいなキジ霜降り白。いわゆる一つのbrown ticked tabby and whiteというやつだね。
門扉の向こうに隠れて出てこない霜降りを諦めて歩き始めると、道路向かいにサビがいた。
こちらも頑なに動かない。まあ今日はいてくれただけでもありがたいけど。
かつて茶トラ係長とともに某巨大公園で暮らし、このブログではスーダラ1号という仮の名前で呼んでいた子(本名ワサビ)。糖尿病を患って体調を崩し、1日2回のインシュリン投与が必要になったため、元の場所へ戻したり里親を見つけることが難しく、2020年10月から長きに渡る入院生活を送っている。ある関係者の方が日程を調整してくれたお陰で今回の面会が実現したが、趣味でやっているだけの俺が業務中の医療施設を訪ねるなどそうそうお願いできることではなく、このような機会は今回限りだしスーダラ君ともこれが今生の別れになると思う。
インシュリン投与がせめて1日1回なら里親を見つけやすいので、試しに減らしてみたところ体調が悪化して無理だったとのこと。ただし2回の投与さえ守れば調子は良く、今は院長の座を手中に収め、病院のスタッフが働く傍らで寝てばかりいるそうだ。最後に在りし日の茶トラ係長と一緒に撮った動画へリンクしておく。まさかスーダラ君が係長より出世するとは、これも時代の流れだなあ。