昨日台湾で発生した地震は20世紀最大とされる「921大地震(1999年9月21日発生)」に次ぐ規模とのことで、わずか2週間前に訪れたばかりの地域が大きな被害を受けていることに心を痛めている。現地に住む人によればこれまであまり影響のなかった北部にまで被害が及んでいるのことで、実際、台北捷運の環状線は高架のコンクリート桁がずれてしまい、今もまだ板橋~大坪林が不通になっているそうだ。
とりわけ大きな被害が出ている花蓮市内では、地震直後にマンションから避難した住民が猫を探しに戻り、その直後に建物が倒壊して死亡するという痛ましい事故もあったそうだ。鉄筋コンクリートの立派な建物が倒壊するなどとは思いもしなかったのだろうが、日本の場合は木造瓦葺の家がまだたくさん残っているし、我が家などもいわゆる「旧耐震」基準で建てられた古い家なので、大地震が来たら倒壊を覚悟しなければならない。病身の妻には「経験がないほどの大きな揺れが来た時は、無理にマコちゃんやサチコを捕まえようとせず、できるだけ窓や玄関を開け放って外へ逃げて」と言ってある。猫を見捨てるのではなく、今住んでいる家の仕様上、どちらも生き残るにはその方法が最も適していると思うからだ。いずれ屋根瓦をスレートに葺き替えるなどすれば倒壊の危険性は今よりも低くなるので、そうなれば対応を見直すことになるだろう。
昨日と一昨日の休暇は雨にも降られたが、それ以上に俺のやる気がなくてどこへも出かけず、夜勤の今日は先月31日以来4日ぶりの散歩となった。もともと昨日の朝に早起きして行くつもりだった平山城址公園~長沼あたりを回ってみたところ、予想よりたくさんの猫に会えたので結果的には良かった。朝しか会えない猫もいるので100%ではないが、馴染の子に1匹でも会えれば嬉しいし、いったいどちらの時間帯に行った方がいいのか今さらながら悩む。
行く手の道端に白い背中を発見。
白猫には見えなかったけどキジ白だとも思ってなかった。たぶん初めましての子。
逃げかけたところを呼び止めてもう1枚。こうして見るとなかなかの美人さん。
指で挨拶しようとして近寄ったら2匹とも逃げてしまい、さらに数ブロック行くと、民家の門柱に猫が乗っかっていた。
おお、垂直! かつてのトラ子さんを彷彿とさせるね!
胸に飛び込んでくるのを待ち構えていたら、いつの間にかもう1匹増えてたでござる。
黒白とは折り合いが悪いらしく、一人取り残された茶トラ白。猫がダメでも俺がいますよ。
あとで調べたら巨大三毛のお友達だった。去年5月に会ったきりだからすっかり忘れてた……。
茶トラ白と別れてさっきの場所に戻ると、巨大三毛ほか1匹が広場に出てきていた。
三毛は近寄れるけど触れない子。サチコの5倍とか言って機嫌を損ねちゃったからな。
この子、前回会った時はキジ白に分類したけど、こうして見るとサバ白かなー。
川を渡り、わずかに残る畑の先には大きな納屋。納屋といえば猫。
こっち来んなオーラをひしひしと感じるけど、もう少しだけ近寄らせて。
迷惑そうな顔つきで飛び退いたキジ白は農家のネズミ番かしら。ここには野菜販売所が併設されていて、明日はのらぼうと米を出すそうなので仕事帰りに寄ってみようっと。
近寄ったらさらに奥へ引っ込んでしまった。明日になったら東京米を買いにまた来るから、その時はもう少し見えるところに出てきてね。