今日は朝から天気が芳しくなく、1時間ほど残業したこともあって散歩をどうするか迷ったが、帰りに米を買って帰るというミッションを先送りしたくなかったので、猫ヶ丘をほんの少しだけ歩いてから長沼の農家へ向かった。散歩の距離はわずか1.7km、霧雨の舞う悪条件下ではあったが3匹の猫がいてくれて休載は免れた。野菜販売所は水曜日と金曜日だけの営業で、のらぼうや米はすぐに売れてしまうだろうと思っていたが、悪天候が幸いしたのかどちらもすんなりゲットできた。米は八王子市長沼町産で品種はキヌヒカリとのこと。値段は2kgで800円だった。
ちなみに東京産の米は幻とか激レアとか言うほどではないが、スーパーで手軽に買えるようなものでもなく、意識的に探せば手に入らないことはないというレベル。農家の自家消費用として作っているところが多く、流通には乗せていないと思うので、今回の俺のように直接買いに行くか、あるいは地元の米穀店やネット通販で探すのが一般的だと思う。多摩地区にはまだそれなりに水田が残っていて、あきる野市や八王子市などではブランド化を試みる動きもあるようだ。23区となると畑はあっても水田はほぼ壊滅状態で、噂によれば足立区には少し残っているらしいが今もそうなのかは分からない。伊豆諸島では八丈島に唯一の水田があったそうだが、航空写真を見る限りほとんど耕作放棄地になっているようだ。小笠原は……、わざわざ米なんか作らなくてもバナナやマンゴーでやって行けるんじゃないかな……。
ついでに台湾の首都(正式には臨時首都)である台北市内はどうかと思って調べたところ、北投区の洲美や田心仔といったあたりに多くの水田が残っているようだ。台湾の首都圏は平地が少なく不動産価格が高騰していると言われているが、こうした耕作地が意図的に残されているのかまでは不明。
では今日の1匹目を。
俺の足音を聞き分けて出てきたのか、それともたまたまお散歩中だったのか、いつもの団地で妹ちゃんに遭遇。
茶トラ白は緊張して固まっている。一瞬スッパニャンかと思ったけど、あの子とは性格が違う気がするな。
クリームは様子を窺っている。尻尾がすごいことになっているね。
そんな猫二匹とニンゲン一人の様子を道路向かいから眺めているのもいた。
今度こそスッパニャンかと思ったけど、やっぱり性格が違う気がして、あとで確認したら2匹とも別人だった。今日の猫は以上。