台風6号の雲の先端がかかり始めて雨がちな天気となり、夜勤明けに猫を探して家に帰るまでは持つだろうとの思惑は大外れ。仕事場の窓からは青空が見えていたのに、勤務を終えて通用口を出たらもう降り始めていた。あっと思った時には背後で扉の閉まる「カチャ」という音が聞こえ、こうなると引き返そうにも一から入館手続きが必要なので傘を取りに戻るのも面倒くさい。ままよと思ってそのまま多摩境へ向かったが、これ以降自宅にたどり着くまで雨粒から解放されることはなかった。
今日の猫探しもシェアサイクルを利用したので体力的な消耗は少なかったが、使う場面を選ばないと単に知り合い猫の写真を撮って立ち去るだけのルーチンワークになりかねず、金額的にもそれほど安上がりではないことが分かった。真夏に開拓するつもりはないし、今日みたいな天気の日は知り合いに頼るほかないのでそれでもいいと思うが、街の景観や季節の移ろいを楽しむというような点で徒歩に勝るものはない。利用料金も最初の30分までは130円だが、それ以降は15分毎に100円ずつ加算されるので2時間乗れば730円かかる。自転車のバッテリ残量もアプリに表示されているより少ないことが多く、もしかしたら30分おきに返却・借り受けを繰り返して乗り継ぐのが賢い使い方なのかも知れない(それなら2時間520円で済む)。面倒くさいのでそういうことはしないけれども。
日差しはなかったが雨のせいで蒸し暑く、猫は車の下で伸びていた。
2匹の黒は時々立ち寄る農家の猫。右耳に切り欠きのあるこの子は割と出現率が高く、5月末にも敷地の反対側で見かけている。
一方こちらは一昨年の8月以来。特に臆病ということはなく、単なる偶然だと思うけど。
暗がりの黒猫って目つきが表情のすべてだから面白い。びっくり顔と疑り顔の組み合わせ。
カメラのレンズには慣れていないようで、近寄りすぎると落ち着かない様子で立ったり座ったり。
最後に波止場ポーズを決める黒。港の係船柱に片足を乗せるこの仕草、石原裕次郎か加山雄三あたりが嚆矢だったっけ。
今日の散歩は初っ端から黒が続くようだけど、こちらは最初のサイクリングコース(多摩境〜相模原)ではなく、帰宅前に立ち寄った日野の猫住宅街。雨が上がったと思って電車を降りたらまだ降っていたというオチだが、猫には会えたので無問題。
おお、誰かと思ったら築堤下の黒じゃないの。元気だったかー。
最近は自宅の敷地で見かけることがなく、1年近くご無沙汰だった。鼻の下の小さな白ポチが目印。
先週見かけた子猫が今日もいた。茶トラ白だと思っていたけど、茶霜降り白だったんだね。
中河原から自宅へ帰る道すがらにも1匹発見。あれはこの辺りをシマにしている三毛。
立ち去る素振りを見せると顔だけ出すが、戻るとまた引っ込んでしまう。5回ほど繰り返したが住宅街でこれをやるのは不審すぎるので諦めた。全身はこんな感じの子。