前例のないレベルの猛暑は収束の兆しを見せず、このまま日中の散歩を続けていては本気で死ぬと思い、今日は久しぶりに夜勤当日朝の散歩に行ってきた。起きられなければ休載してもいいぐらいの軽い考えだったが、昨夜も床に就いたのを見計らったかのようにサチコが乱入してきて腕の中に入れろと鳴き、背中をトントンしろと鳴き、2時間半ほど甘えてやっといなくなったと思ったら入れ替わりにマコちゃんが現れる。空が白み始めたころになってトイレに降りると、階段にサチコのおしっこが水溜りになっていたりもして、早起きというより寝るに寝られずいたたまれなくなって布団から出たと言う方が実態に近い。
早朝だからといって爽やかでも快適でもないのがまた辛い。台風7号が過ぎてからというもの湿度の高い日が続き、熱帯夜で気温も下がらないので6時なのに不快指数が82ぐらいになっている。汗で体温を下げる人間と違って猫に湿度は関係ないはずだが、こんな日は見えるところに出ているのも少なそうで、あまり気乗りしなかったものの日中よりはマシと考えて多磨霊園~分倍河原の6.1kmを歩いた。
1匹目は遠目にもヨレた感じの老猫。定点の猫民家に差しかかったら敷地から出てきた。
この子は先月初旬にも見かけている。常駐の三毛が水を飲む背後をふらふらと通過して行ったのを覚えている。
毛色は判別不能。尻尾の色からすれば赤茶けたキジ系にも見えるし、チョコ白の可能性もなくはないが、不確実すぎるので「その他」のタグをつけておいた。頭を撫でたら気持ち良さそうにしていた。
しかし逃げ足は速い。その鉢割れをもう少しアップでお願い……。
遠ざかるばかりの黒白。先月見かけた子だと思っていたら、とてもよく似た別人だった。
景行天皇の時代から続くとされる大きな神社へ向かう道。朝帰りと思しき猫が横切った。
道草を食っていたサビ。今年はメヒシバの生育もいいようで何より。
庇の上で寝ていた黒にカメラを向けると、気配を察して首をもたげた。あれは馴染のモノクロ姐さん。
水平に接するとすぐ逃げるくせに、垂直だと余裕かましているな。
武蔵と別れて帰宅したのは8時すぎ。9時半から13時近くまでぐっすり寝られたが、睡眠が細切れなせいかあまり疲れが取れたようには感じない。朝の散歩は日中のように直接的に生命の危険を感じることはないが、こういう睡眠の取り方は寿命を縮めるように思うし、起床後と散歩後と出勤前に都合3回もシャワーを浴びたり、洗濯物が増えたり、交通費が余計にかかったりして、合理的な行動とは言えないことが何となく引っかかっている。