寒露といえば二十四節気の第17番目で、朝晩の冷え込みが強まって草木に露がつく季節のことだが、何と信じられないことにそれが今日なのである。露どころか今日は最高気温30.1℃の真夏日で、朝の散歩は念のため長袖のシャツを着て行ったが、やはりそれでは暑いので腕をまくり、挙げ句には前のボタンを全部外してひらひらしないと死にそうになるくらいの陽気だった。切実に、もう少し涼しくなってくれないと夜勤前後の散歩がとてもキツい。
今日のところは勤務シフト上のお休みだったので、真っ昼間に歩く必要はなく、平山へ出かける妻について行って、ついでに猫を探して8.1kmほど歩いてきた。早朝は雲が多かったので割と涼しく、猫もそれなりに出ていたが、日が高くなって雲が切れると猫影も途切れた。夕方からはサチコを台車に乗せて散歩に出たので、そちらも記事の後半で紹介しとく。
1匹目はカーポートのキジ白。密やかな佇まいで通行人を眺めていた。
首輪に小さな鈴がついている。去年9月にも車の上で寝ているのを見かけたので、この家の飼い猫かも知れない。
この子は外斜視のようだ。内斜視はカラーポイントによく見られるが(一例)、猫の外斜視は珍しい。
久しぶりに訪れたキジトラファミリーの家。母と思しき猫が薄日に当たっていた。
呼んだら近寄ってきた。会うのは去年6月以来だけど、覚えていてくれたのかな。もしそうなら嬉しいな。
逆光が強すぎて、どう撮ってもフレアができてしまう。今度来たらもう少しきれいに撮るから勘弁してね。
フレアを抑えようと四苦八苦する俺を、家の中から眺めているのもいた。キジトラファミリーの家だからキジトラかと思ったけど、あれはベンガルのブラウンアローロゼットかな。生ベンガル初めて見た。
河岸断崖の唐突な坂道に小さな黒い影。あれはきっと馴染の長毛だ。
民家の敷地に逃走を図ったところを何とか捕捉。暗すぎて色が出ていないけど、まあこんな感じの子。
散歩終盤はすっかり晴れ渡り、いかにも爽やかな秋空のように見えているが気温は高い。猫は転がっている。
誰かと思ったら、いつものクリーム白じゃないの。しばらく会わないうちに、君の縄張りもずいぶん様変わりしたなあ。
新しい家の人も、猫の自由にさせてくれているみたいで良かった。
時刻は16時すぎ。日が傾いて涼しくなったころを見計らって、サチコを連れて散歩に出かけた。老齢のサチコは一日の大部分を寝て過ごすようになり、運動不足のため脚力の低下が著しい。今さらおもちゃなどには興味を示さないが、イネ科の草には執着するので、時々こうして台車に乗せて近所を一回りしている。道端に良さそうな草が生えていれば、自分で降りて匂いを嗅ぎに行くわけである。
散歩開始からほどなく、黒煙ちゃんに遭遇。前回は車の下に隠れてしまったけど、今日はどうかな。
一周250mの散歩を15分ほどで終了。今日はいい草が見つからなかったみたい。