……などとためらっている間に3枚目ゲット。猫グラファーは素早くなければ勤まらんのだよ。
今日の散歩は夜勤前に多摩ニュータウンを3時間も歩き回ってくたびれた。最初の茶トラ白に会ったころはまだ日差しが強く、坂道が多かったせいもあるが、最高気温は27.1℃と昨日ほどではなく、途中から日が翳ったので後半は多少生き返った。とはいえ猫との遭遇という目的からすれば芳しい内容ではなく、茶トラ白のあと黒白の母子に会うまでに1時間15分もかかってしまった。丘陵地でこの出現率は辛い……。
母はカリカリを残したまま茂みに逃げてしまい、近寄るとシャーシャー言うだけで出てこない。もう子供の方が物怖じしなくなってきたねえ。
キトゥンブルーはすっかり消失して、カッパーと呼ばれる深い褐色に変わっている。さる筋からの情報によれば、最近はお母さんと一緒に狩りの練習をしていて、ネズミなんかも捕まえるそうだ。
最後に1枚、凛々しい姿を撮ってさようなら。あとはお母さんのところへ戻ってください。
黒白親子のあとはいよいよ雲が厚く暗くなるばかり。駐車場の猫も見えるところに出てきている。
「それならこの角度で頼むよ。これがいちばんカッコ良く見えるんだ」
六花谷の外れに住む茶トラ。蚊に刺された傷はまだ治りそうにないねえ。
いつの間にか枯れた花が取り除かれ、代わりにどんぐりや栃の実が供えられていた。ごん、お前だったのか。いつもどんぐりをくれたのは。