昨日の15時半ごろから今朝4時までグースカ寝たので、すっきり目覚めて疲れも取れた。張り切って散歩しようと思って6:20に家を出たが、空はどんより曇って写真を撮るには暗い朝。革靴を新調したばかりで靴擦れがひどい上に、寝ている間にサチコが足とじゃれていたらしく、引っ掻き傷まで出来ていたので、長い距離を歩くのもためらわれた。行き先も決めずに電車に乗って、何となく降りた駅は西立川だった。
家を出て最初に会ったのは麦わら1号。路地の向こうで草の匂いを嗅いでいた。
麦わら1号には微妙に避けられていて、今朝は目線すらもらえなかった。
美人さんの公園に美人さんの姿はなく、10分あまりバスに揺られてスタート地点に降り立ったのは7時前。以前は古びた酒屋のあった空き地の向こうに猫発見。
奥の庇の上にも黒白がいた。2匹とも酒屋の屋根の上でよく見かけた猫たちだが、酒屋なき今は隣の家に移動したらしい。
一向に明るくなってくれない空のもと、さらに歩くともう1匹発見。ここで見つけるのは初めてかな。
近寄った分だけ離れて行って、最後は門の向こうに消えてしまった。
今朝は珍しくごろーんなし。指の匂いを嗅いだあと、ご飯を食べにねぐらへ戻って行った。
この距離でも呼べば来そうな感じだったけど、あまり時間がないのでやめといた。
もしやと思って立ち寄った猫置き場に収まっていたのは、七三ファミリーの母だった。
何度来ても、ここで待っていれば、にゃあにゃあ鳴きながら父や子供たちが現れるような錯覚に陥る。ほかの家族の消息は必ず調べるから、もう少し待っていてくれ。
母と別れてモノレールの駅に急いでいると、寿司屋の陰から店番の三毛が出てきた。
べろん。……そういえば、俺は昨日寝る前から何も食べていないんだった。お腹空いたなあ。