何となく季節ごとに会いに行く習慣になっているゴメン顔の茶トラ白。今朝は早起きして3ヶ月ぶりに緑道を訪ねた。
冬は昨年12月中旬、春は4月下旬、夏は8月上旬と来て、今秋は10月ごろかなあと漠然と考えていたが、いつまで経っても涼しくならずにいつの間にか11月。特異的な気候は今も続いており、夏日になることさえ珍しくないが、さすがに朝はそれなりに涼しいので茂みの蚊やブユもだいぶ減ったようだ。真夏などは猫を撫でている間に何十箇所も刺されるのが普通で、俺自身はダメージの少ない体質なので構わないが、猫は耳の裏や鼻の頭を集中的にやられるので、あまり長居すると申し訳ない。
しかしあいつも2011年10月に出会ってから13年目に入り、訪ねていくたびにもう鬼籍に入ったんじゃないかと恐る恐る茂みを覗くようになっている。古馴染を訪ねる時はいつもこうした不安を抱えているので、未だ日の差さない緑道に猫の姿を認めた時は心底ほっとした。
ゴメン顔は三白眼でアクセサリーアイラッシュが長く、伏し目がちに見えることからそう呼ぶようになった。ちなみにここから300mほど離れたところにも同じ毛色のゴメン顔が暮らしていたが、そちらは2016年5月を最後に見なくなった。動画も撮ったのでこちらからどうぞ。
8時近くになって細い路地にも人通りが増えてきた。猫は朝ごはんののちどこかでお昼寝に入るはず。
……なので、食事中のところ悪いけど1枚よろしく。何せ去年12月以来、君にはもう一度会いたいと思っていたから。
10年ぐらい前は4軒隣の家が面倒を見ていたようだけど、今はやめちゃったみたい。
本来はかなりゴージャスな被毛を纏っている子だけど、夏の間に毛刈りしてもらったみたいね。首回りがすっきりしている。
思ったほど猫に会えず、だらだら歩き続けているうちに矢川まで来てしまった。運良く遭遇したのはブアイソーズの黒白。
今朝のコースは10年を軽く超える古い馴染が多く、空振りが多い反面、会えた時の嬉しい気持ちがとても大きい。今朝はこのほかに桜の巨木の猫民家の主人にも会えて、久しぶりの猫談義に花が咲いた。見えるところにはいなかったが三毛も元気にしているそうだ。