暑くなるとの予報に違わず今日の八王子は28.2℃まで上がり、3月の最高記録(2013年の26.6℃)を軽く塗り替えた。これは先日の台湾猫旅で経験したのとほぼ同じ気温で、ある程度体が慣れていたので体調を崩すようなことはなかったが、晴れて日差しが強かったせいか猫の方は低調だった。ただこうした初夏ともいえる気温は我が家にとっては待ち望んだことでもあって、冬の間こたつに籠りっきりだったサチコがようやく外に出られる。食が細い上に運動不足と来ては体温維持もままならないが、ここまでくればきっと21歳の誕生日を迎えられる。府中アメダスも今年初の夏日にして最高気温28.6℃を記録しており、サチコにとっては今日が啓蟄のようなもの。蟄という字は部首に「虫」が含まれているが、何も昆虫や両生類だけを指すのではなく、蟄居という言葉があるように対象は何でもいいわけなので猫にも適用してみた次第。仕事がなければ散歩に連れて行きたかったが、あいにく今日は夜勤で、明日以降は再び平年並みに戻って15~20℃前後の日が続くようなので、散歩に連れ出すのはもうしばらくお預けになりそうだ。
今日最初の猫は箱の中で寛いでいたキジ白。複雑な顔面には見覚えがある。
……と思ったけど、一回りして戻ったら箱の外に出ていた。昔はこの辺りに似たような顔面のが複数いて見分けられなかったが(こちらやこちら)、今は恐らくこいつだけ。初めて見かけたのは2017年1月に遡る。
2匹目は花街の猫置屋で発見。敷地の奥にいつものキジ白がいた。
最近は近寄った時にシャーかますのもセレモニー化してきたな。近寄っても逃げないし。
今日も2匹でおしまいかと思って失意のまま八王子駅前のゴーゴーカレーに向かっていると、小さな空き地の向こうに奇跡の1匹が!
逃げられるのは想定内だけど、諸般の事情によりこれ以上は追えない。ほかにも1匹いたけど泣く泣く諦めてその場をあとにした。