今日の散歩はどこへ行こうかと悩みながらシャワーを浴びて、30分後に風呂場を出たら雨が降っていたので散歩自体を中止した。それでなくとも四国・台湾の続きがあと12回分残っているのに、昨日の仕事帰りに会った猫も疲れて載せられず、これ以上仕掛かりを増やすのが嫌だったからでもある。
休んだついでに今日は今後の猫関係業務について少し触れておく。以前から書いているように、今までやってきたような毎日の猫散歩や更新はそろそろ終わろうと思っている。具体的な時期は未定で、会いたい子に会っておくための時間や、俺の気力がどのくらい持つかにもよるが、いいところ梅雨明けぐらいが区切りかなと思っている。心情的な理由については機会があれば触れるが、物理的なきっかけは今後数ヶ月以内に職場の異動があることで、どんなに遅くても9月末まで、早ければ1～2ヶ月以内には通勤先が変わる。今までは生活環境が変わっても猫散歩だけは続けてきたが、体力的にきつくなっていることもあり、わざわざ遠回りして猫拠点を訪ね歩くのは難しい。家族との時間を長く取りたいというようなことも物理的理由と言えなくはないが、そうしたことはもう少し考えて適切な言葉を見つけてから書く。あと、散歩をやめるといっても中には10年以上の知り合い猫もいるし、うちのサチコやマコちゃんもまだまだ元気なので、ブログが完全に止まるのはもっと先になると思う。宿泊を伴うような猫旅はもう考えていないが、2回チャレンジしてダメだった御蔵島は制覇したい。散歩をやめたあとのブログの更新頻度は月に数回程度を想定していて、空いた時間に「猫の毛色と遺伝」のサンプル写真を拡充したいと思っている。
前置きはこのぐらいにして、以下は昨日の仕事帰りに小田急線沿線のいくつかの猫拠点で見かけた子たち。ソメイヨシノが見ごろを終えて、そろそろ梨の花が咲き始めるころかなと思い、最初の散歩地にははるひ野を選んだ。
自宅の庭から出てきたのはスモーク鉢割れ。気になるものでもあるのか、もと来た方を振り向いてニャーと鳴いている。
敷地の外で見たのは久しぶりかも。まだ子猫だった2018年ごろは無邪気に出歩いていたけど、大人になってからはあまり姿を見せなくなった。
俺を避けるように離れていく鉢割れを見送っていると、草むらで丸くなっている物体を発見。
しばらく待っていたらトイレに立って、もとの場所へ戻ってきた。
カメラは苦手な茶トラ白。胴体の小さな白斑は尋常性白斑かな。
待っていれば誰かしら出てくることが分かったので、さらに15分ほど階段でうだうだしていると、果たしてもう1匹の茶トラ白が現れた。
この子は2月末に指で挨拶したから覚えてくれているかな。3匹の中ではいちばんフレンドリー。
踊り場まで出てきてくれた。梨の花も咲いて本格的に春の彩りだねえ。
とある民家のアプローチで猫が転がっていた。
この子は隣の家のすみれちゃん。奥さんも出てきて久しぶりに猫、人ともにご挨拶できた。
半径20mほどのささやかな巡回中にも鳥は囀るし虫も飛ぶから忙しい。
向ヶ丘遊園からスタートした散歩第二弾はあまり振るわず、街なかで見かけたのはフェンスに張り付いたサバ白1匹。
ここは2月初旬に開拓したばかりの散歩コース。見たことないのが順調に出てくるね。
突然現れた人間の意図を測りかねてきょとんとするサバ白。
この日は夜勤明けで、仕事が終わったらすぐに職場を飛び出して散歩に向かうつもりだったのに、役席に呼び止められて異動の話などをしていたのでスタートが遅くなってしまった。予定というのは一つずれると相乗的に後ろ倒しになっていくもので、散歩の最後に立ち寄った某寺院には1時間以上も遅れて到着。猫たちもお昼寝タイムに入ってしまってなかなか出てこない。
やっと出てきた黒白も警戒気味。これはダメかも分からんね。
行っちゃった……。
「お昼寝というより、あなたが不審だからじゃないかしらね」
ニンゲンにとっては見ごろを過ぎていても、猫にとっては地面が桜色に染まるこれからが花見の本番。この不審者はいつどいてくれるんだろうという顔つきでキジ白が佇んでいる。
一歩近寄ったら隠れちゃった。邪魔したくはないんだけど、こっちにも事情があってだね。
ぽつぽつと現れる猫も俺を見るなり隠れてしまう。そういや前回ここへ来た時もずいぶん逃げられたっけと思い出して、疲労が倍ぐらいになったような気がしたのでそそくさと帰宅の途についた。退勤の直前に異動の話なんかするから調子狂っちゃったよ。
