帰り道のごろーん


青梅市の猫

 日の出が5時を切り、気温も上がってきて、早起きして猫を探すには絶好の季節が巡ってきた。都合のいいことに仕事の方も日勤が増えたが、正直言うと平山に引っ越してからこっち、モチベーションがかなり下がっていて、両隣の駅まで歩くことすら未だにしていない。もともと高幡不動~北野あたりは純然たる農村で、宅地化が進んだとはいえ、街の雰囲気や住む人々の気質は農村のままなので、まったく刺激がない。家賃は安いし、野菜や卵が美味しいのもとてもありがたいが、そういうことに喜びを見出すのは、もう少し年を取ってからでいいと思う。
 まあそんなことはどうでもいいんだが、今日は家のことを片付けるため散歩はお休み。予定通り、昨日の奥多摩の続きを載せることにする。
 猫集落では1時間ほどの間でたくさんの黒猫に会い、再び氷川に戻ってきたのは10:50。カーシェアリングの車を返却する前に、はなちゃんの家に寄ってみた。
奥多摩町の猫

 家の軒先で香箱を組んでいたはなちゃん。こちらに気づくなり、一直線にやって来た。
奥多摩町の猫

奥多摩町の猫

 この子は小柄で華奢なので、ごろーんというより、ころんころんだね。
奥多摩町の猫

奥多摩町の猫

 会うのは10ヶ月ぶり。婆さんともども元気そうで良かったよ。
奥多摩町の猫

 はなちゃんの次に見かけたのは三日月君。
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奥多摩町の猫

 氷川の猫たちはおしなべて人懐っこい。呼ぶとみんな一直線。
奥多摩町の猫

 行ったり来たりしてすりすり中。
奥多摩町の猫

 「三つ目がとおる」の写楽君みたい。
奥多摩町の猫

 11:47発の電車で奥多摩をあとにして、次に立ち寄ったのは山腹トリオの拠点。疲れていたので寄るかどうか迷ったが、ここまで来ておいて、一人ぼっちのキジ白に会わずに帰るわけには行かない。
青梅市の猫

 茂みに潜んで会えない時もあるが、この日はすんなり出てきてごろーん開始。無事に冬を越せたか。
青梅市の猫

青梅市の猫

 指の匂いでご挨拶。
青梅市の猫

 念のため美味しいカリカリを持参したが、食後だったらしく、欲しがる素振りを見せなかった。たらふく食べられているなら良いことだ。
青梅市の猫

 平日日中の青梅線(青梅以西)は45分毎の運転で、次の電車までだと微妙に時間が足りないが、かといって90分では長すぎる。発車時刻まで残り14分となり、新緑に萌える渓谷を駅に向けて歩いていると、とあるテラスで猫が寛いでいた。
青梅市の猫

青梅市の猫

「君は僕を撫でに来たんだね」
青梅市の猫

 前足踏み踏みしながら待っている。それじゃご要望にお応えして……。
青梅市の猫

「ひゃあ」
青梅市の猫

 崖に沿うテラスでキジ白を撫でながら、藤の花が咲いているなーと眺めていると、何かうごめくものが見えるではないか。
青梅市の猫

 猫であった。
青梅市の猫

青梅市の猫

 飛び交うクマバチが気になるのか、若いサバ白は藤の花から目を離さなかった。電車の発車まで残り8分となり、俺は再び渓谷に下りて駅へ急いだ。奥多摩も御岳も、次に来るのは秋だろうな。
青梅市の猫

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