昨日は朝から歩き回って猫にも会ったんだが、帰ってきてからの眠気が半端なく、先日書いたように俺は眠いと動けなくなるため、ブログどころか写真にもまったく触れず、21時すぎに布団に入った。
そんなわけで昨夜寝たのが早く、今朝は労せず早起きできたため、その勢いのまま奥多摩に出かけることにした。早朝まで雨が残っていて、恐らく日中も曇りがちだろうとは思ったが、山の中で一冬越した猫たちに早く会いたい気持ちが強かった。結果的には予想したほど会えなかったが、それでも写真は一度に載せるには多すぎる数になったので、今日と明日の二回に分けて紹介することにする。なお、昨日の写真についても、天気の悪い日など、折を見てなるべく早く載せる。
家を出たのは6:50。高幡不動~立川南~立川というルートで青梅線に乗り、奥多摩に着いたのは8:38。平山に住むようになってからは、以前よりだいぶ時間がかかるようになってしまったが、それでも訪れるのは前回からちょうど4ヶ月ぶりだから、特に間延びしたわけではない。いつもなら奥多摩駅のバス時刻と睨めっこして、乗る電車もそれに合わせて決めるが、今日はそうした事前調査は一切なし。なぜかというと、駅前にカーシェアリングのステーションが開設され、時間に縛られずに移動できるようになったからだ。バスだと本数が少なくて、どこか一箇所へ行って戻れば一日がおしまいだから、好きな時に乗り出せるのは本当に助かる。
車に乗る前にまずは駅前を一回り。馴染みの猫に無沙汰を詫びなければならない。
黒白に殴られて軽く出血したあとは芳しくなかった。快晴の朝ならわんさか出てくるだろうが、曇っていると行動パターンが拡散してしまって、適当に歩いているだけではなかなか会えない。いくつかの猫拠点を回ってみたものの空振りで、仕方なく街の高台にやって来た。
何度か訪れたことのある赤い屋根に茶トラ白がいた。刺激しないようににじり寄っているつもりだが、近寄った分だけ離れていく。
場所を変えて引いてみると、黒いのが2匹。この子たち、もしかしたら去年見かけた子猫かも知れない。
挙動があの時に似てるし。
一歩近寄ったら走って逃げた。いつもと違う場所で会うと警戒するみたいだ。
その後、予定通り車に乗って山中に移動。いつもと違うアプローチで猫集落に入ると、前方に2匹の猫がいた。
親子と思しき3匹は車の下に隠れてしまったため後回しにして、先に上の縄張りに行ってみた。
おお、こいつは見覚えがある。なんか最初に会った時とずいぶん印象が変わったな……。
うーん、今日は黒が多いなあ。もうどれがどれだかさっぱり分かんないよ。
小首をかしげてこちらを見つめる若い黒。こうして並べると次々現れているようだが、実際は手持ち無沙汰な時間が多かった。やっぱり曇りの日はいつもより不活発だし数も少ない。
広場の向こうから、最初に見かけた家族の黒がやって来た。混ざっちゃうとますます分かんなくなる。
この子は胸元に白い差し毛があるので判別できる。ここには少なくとも黒がもう1匹、めっちゃ人懐っこいのがいるはずだが、今日は出てこなかった。
差し毛のお母さんも臆病で、この写真を最後に、全員ねぐらに引っ込んでしまった。下の段に2匹いるはずの茶トラ白にも会えず、猫集落には1時間ほど滞在して氷川へ戻ることにした。続きはまた明日。