去年も今年も台湾猫旅を3月下旬に設定したのは、春分の日を絡めたいという明確な理由があったからだ。大前提として、日中の屋外を長時間歩き回るという猫旅の性質上、暑くなりすぎると体力的に無理かつ危険だし、そもそも猫が隠れてしまって見つけることが難しい。加えて土日曜日や祝日の台湾は国じゅうが大混雑するので基本的に除外しており、となるとおおむね11月下旬〜3月上旬の平日ということになる。今回の場合、昨秋は伊豆諸島で忙しく、お金もかかっていたので昨年内は無理だったし、1月と2月は6連休すると職場の労働時間が基準に満たず面倒なことになる。畢竟3月以外に選択肢はなく、それに日本の祝日(春分の日)を絡めることで、稼働日に休むことを極力避けたという次第。なので「3月上旬ごろまで」という条件から少し外れることは避けられず、去年などは真夏日かそれに近い気温に苛まれ、たった6日間の旅行で真っ黒に日焼けして帰ってきた。ちなみに近年の台湾は日本と同様に平均気温が高い傾向にあるそうで、これは主に冬の気温が上がっていることが原因なのだそう。今月はすでに太麻里郷(台東県)で35.8℃を記録しているというから恐ろしいことである(まあ雨に降られるのとどっちがいいかと聞かれれば微妙なのではあるが)。ちなみに今日の旅程は一日がかりで阿里山郷(嘉義県)の十字村へ赴き、このブログが公開される19時(台湾時間18時)はちょうど今夜の宿泊地である斗六に着いたころ。もともと今夜は西螺に泊まるつもりだったが、どういうわけか今日に限って西螺中の宿が満室で、止むなく最寄の鉄道駅である斗六に宿を取った次第。明日は6時すぎのバスに乗ってまずは北港鎮(雲林県)へ向かう。
本題の猫は昨日に続いて今月10日の散歩から。峠越えを伴う散歩で疲れていたこともあり、当日の記事では初っ端の4匹だけ紹介して早々に床に就いたが、10km以上歩いたのでそれなりにたくさんの猫に会っている。顔見知りのご機嫌伺いに半日費やしたようなものだった。
正面からだと限りなく白猫だけど、背後から見ると黒白ってすぐに分かるね。
朝にこのコースを歩くのは1年ぶり。3匹が揃い踏みするのも久しぶり。
せっかくの機会だから、時間をかけて親睦を深めてみようかな。いつもは通勤途上に立ち寄る場所なので、どうしても急ぎ足になっちゃうんだよねー。
騒ぎを聞きつけて黒白も近寄ってきた。こいつはいつも冷淡だからムズカシイと思うけどなー。
さすがに易々とは転がらないけど、指挨拶はたぶん初めて。2019年1月に知り合って以来だから地味にとても嬉しい(ちなみにキジトラも同じ日からの知り合い)。
ここは何度も通っている路地だけど、猫を見たこと自体が初めて。この家の子なのかしら。
時刻は8:45。3月とはいえまだ長い影と日なたの狭間に猫発見。