9月28日ごろ近日点を通過するという紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)の観測を楽しみにしている。普段空を眺める機会はあまりないが、一生に一度の天体ショーとなれば話は別だ。俺が使っているPENTAX KPはアストロレーサーに対応しており、外付けのGPSユニットがあれば赤道儀がなくても天体の動きを追尾できるので、猫よりもむしろこちらの方が性能を発揮できるかも知れない。一般的にPENTAXは動体のフォーカシングが苦手とされていて、いつも不向きな仕事をさせて申し訳ないような気持ちになっているので、天体を撮ることで本来の性能を確かめてみたいと思っている。初めての経験で上手く行くか分からないので、事前に少し練習しておくつもりだ。
四国・台湾猫旅2日目の今日は台湾北東部の菁桐、暖暖、瑞芳、七堵を順に巡ることにしている。これらは台湾猫旅でほぼ必ず訪れる馴染の街で、3年4ヶ月ぶりとなった去年の台湾猫旅でも何匹かの顔見知りと再会することができた。例えば菁桐の小貴妃ちゃんなどは人見知りしない穏やかな性格で、初めて会った2018年3月以来、何度もモデルになってくれた子だ。今回はこうした猫たちに最後のお別れをしつつ、懐かしい街並みや猫の姿を瞼に焼き付けておくための旅。去年のように200匹以上会うなどということは到底無理だし、そもそもそれを目的にはしていない。
このブログが予約投稿される19時(台湾時間18時)ごろ、俺は宿泊地の嘉義へ向かうべく高鉄で南下中ということになっているが、今日の散歩地は今回の猫旅でも特に外したくない場所なので、もし雨に祟られた場合は大幅に予定を変更する可能性もある。
今月4日の「環状サイクリング」最終回は福生市内の広い公園で見つけた黒白から。キジ白3号と別れたあとはさすがに疲労の色が濃く、歩くのとさほど変わらないスピードでちんたら漕いでいたことが功を奏した。
……しかし、根性で捕捉。去年12月に会った時は穏やかに撮影させてくれたのに、これほど反応が異なるのは、恐らく自分のねぐらの内か外かの違いなのだと思う。
こちらはたまに訪れる猫拠点。ほど良い天気が幸いしたか、お昼寝タイムにも関わらず2匹の猫が見えるところに出ていた。
3匹はこんな位置関係。たぶんみんな同じ家の子だと思うが、それがどこなのかは今もって不明。2012年からの散歩コースなんだけれども。
ここの猫たちは基本的にフレンドリーだけど、長毛茶トラ白だけは警戒心が強くて接近不能。
2012年からの散歩コースとはいえ、さすがに当時の猫は残っていないようで、この子などは2018年9月からの知り合い。初めて会った時からこんな感じで懐いてくれた。
こちらはさっきのキジトラより若い感じで毛並みもいい。初めて会ったのはクリーム白と同じ2018年9月。
……ではあるのだが、実はここで初めてキジトラを見たのはもっと昔の2012年8月に遡る。まあさすがに別猫だろうし、そもそもあの時の子猫はカギ尻尾だったし。
そしていよいよゴール地点へ。かつて猫の巣窟だったとある民家で何年ぶりかの猫発見。
昔とは変わったところもたくさんあるけど、猫の血筋は綿々と続いていたのだなあ。
31.4km、6時間半に渡るサイクリングはこれでおしまい。時刻は15時近くになりすでに影も長く、疲れ切った体を引きずるようにして東福生から電車に乗った。会いたい猫のすべてに会えたわけではなかったが、それでもいい一日だった。