マコちゃんは今回(7月5日週)の抗癌剤がいちばんキツいらしく、ここ2~3日は食が細くなって体重も減ってきているが、元気度はあまり変わっておらず闘病中の割にはよく動く。最近気づいたことだが、どうやらうちの裏庭はハクビシンの獣道になっているらしく、フェンスを伝って通りすぎていく姿を時々見かける。マコちゃんはそうした気配に敏感で、気づくなり猫デッキに飛び出していくが、だからといって鳴くでも吠えるでもなく、去って行くのを身じろぎもせずに見つめているだけだ。マコちゃんは元気な子だけれど勇敢ではないのである。一方のサチコはそうした気配には鈍感で、よほどのことがない限り気づかないし、気づいたとしても醒めた性格なので興味を示さない。
今日の猫探しサイクリングは矢野口~向ヶ丘遊園の13.5km。夜勤前にしては長い距離だったが、これはもともと京王稲田堤で自転車を借りるつもりだったところ、空きがなくてやむを得ずそうなった。序盤は6日のコースと重複するが、その時は会いたい猫に会えなかったので、再挑戦にもなってむしろちょうど良かった。
ほら、やっぱりいてくれた。
ブログを休んでいたこの3日間はとても気温が上がって、特に一昨日は府中アメダスで39.2℃という観測史上最高気温を記録していた。それに比べれば今日などは日差しはないし、気温も33.9℃止まりで穏やかな方だと思うが、猫は一昨日で懲りたのか車の下へ引っ込んで出てこない。
遠目には先月の人懐っこい子に見えたけど、近寄ってみたら別人だった。道理で反応が薄いと思った。
お別れのつもりで立ち寄った定点の猫路地。車の下からこちらを見ているのは誰かな。
去年8月以来の鉢割れさん。初めて会ったのはまだ幼い2017年10月で、今日の目的はその時一緒にいたサバ白に会うことだったけど、この子だけでもいてくれたのでまあ良し。今月中にもう一度覗いてみるからよろしく言っておいてね。
冬は写真撮り放題だったけど、今の季節は葉っぱが多くて難しいなー。
救いなのは通行人の多くがこの子を知っていること。なので下校中の小学生に不審がられることもないし、「あら、猫ちゃん」などと話しかけてくれる主婦もいる。
ちなみに俺は一昨日何をしていたかというと、7日夜発の東海汽船に乗って4度目の御蔵島チャレンジ中だった。ブログの記事にそれが載っていないということは、つまり今回も欠航で玉砕したわけだが、夏のハイシーズン突入前にもう一度だけと思っていたので後悔はしていない。8日はワンチャン三宅島からヘリで飛ぶ手もあったが、さすがに当日飛び込みで泊まれるほど7月の御蔵島は甘くなかった。というか先月下旬からの御蔵島の就航率はひどいことになっていて、特に6月21日以降、今日までの20日間で上下便のいずれかが就航したのは50%に過ぎない。下り便に限ればわずか20%(4日)、今月に入ってからは10日間すべて欠航しており、こんなことでは何度挑戦したって弾き返されるわけである。まあ結果的には船賃が全額払い戻されて、無料の八丈島クルーズになったのは不幸中の幸いだったけれども(上り便だけ就航されても時間的に御蔵島から脱出できないし、払い戻しの対象にもならなくなるので、むしろありがた迷惑)。
最後に立ち寄ったのはとある猫寺。境内のベンチに腰かけて休憩しつつ、舌を鳴らしていたら、茂みから1匹のキジ白が現れた。
近寄っては来ないけど逃げもしない。先月上旬にも会っているので、覚えてくれていたかな。
体躯はスリムだけど多産そうな子。この境内で暮らすたくさんの猫は、この子が産んだのではないかという気がしていて、耳の切り欠きはその勲章のようにも思える。雰囲気がそんな感じというだけで根拠はない。