今日の散歩はどこにしようかと昨日の夕方から悩んでいて、とりあえず目覚ましを3時にセットしてみたが、心構えもないままそんな時間に起きられるわけもなく、今朝は6時半ごろ布団から這い出た。
朝風呂に入りながら「うーん、うーん」と考えた結果、都電沿線を歩いてみることにした。東陽町や勝どきに通勤していた時は、休みの日まで都心に出る気になどならなかったが、当面は八幡山の本社通いだし、その後も恐らく多摩から出ずに済みそうな感じだからだ。
西武拝島線で高田馬場まで行き、そこから適当な停留所まで歩くことにして、7:40ごろに家を出発。今日の猫は、面影橋近くで一人ごろーん中の茶トラから。
ごろーん。
「あっ！」
「忍び足で近寄らないでよ、びっくりするじゃない」
猫がどの口でそれを言うか。
……というような導入を経て目的地に到着。停留所から出て線路端の道を行くと、ほどなく庇の上に三毛を見つけた。
降りては来ないが、呼ぶと「にゃあ」と返事する。
迷路のような路地に入り込むと、民家の玄関先に猫発見。鉢植えの陰にも3匹ぐらいいるんだが、怖がって出て来ない。
黒いのが1匹、顔だけ出した。
今度は黒白。
きれいな左右対称の鉢割れだね。
民家の敷地にも1匹潜んでいた。兄弟かな。
路地が狭すぎるので、暗かったりアングルが決まらなかったりで、すでにこの時点で何匹もスルーしている。普通に歩いていたら無尽蔵にいそうな雰囲気だったので、今日のテーマを「都電と猫」に決めて、それに沿った写真を撮ることにした。
……とはいえ、見つけたらとりあえず撮るわけだけれども。
この子は茶トラと一緒に庇の上で遊んでいたキジトラ。まだあどけない感じだね。
舌はしまっていいからね。
同じ建物にもう1匹。やっぱり際限なく見つかりそうだな。
都電と猫ということで、しばらく線路端を歩いてみたが、そうなると今度はなかなか見つからない。線路から離れたり戻ったりして15分ほど歩いて、ようやく踏切を渡るキジトラに遭遇した。
シャッター音に気づいたか、いきなりダッシュかましやがった。
室外機の上で日なたぼっこ。
今日はこういう感じの写真を目指すのだっ！
そんな哀れむような顔しないでよ。
……そして明日へ続く。
