立川通勤最後の朝


立川市の猫

 ついに現職最後の出勤日となった今日は、今までいちばん頻繁に散歩して、見知った猫の多い西国立から散歩開始。よく晴れた朝だったが、すでに日の出時刻は6:21になっていて、あまり早く出ても仕方がないので、7時ごろ西国立に着くように家を出た。
 いつも通る電器屋の路地では、高いところの好きな茶トラ白や、怒りっぽい三毛など、お馴染みさんに会うことは叶わなかったが、対象が外猫である以上仕方がない。代わりに見かけたのはアパートの通路でご飯待ち中らしき黒だった。
 空っぽの容器に囲まれて、期待を込めた視線を寄越す黒。悪いがご飯はないのだよ。
立川市の猫

立川市の猫

 時々通る猫アパート。最近子猫が何匹かいるので、MOONちゃんに場所を教えたら、えらく喜んでくれた。先日見かけた時は、さらっと流しただけだったが、MOONちゃんとこの写真を見たらすごく可愛く写っていたので(こちらこちら)、そういうことならもう一度と思って来てみた。
立川市の猫

 寒い朝だったので団子状態。
立川市の猫

 可愛いじゃねえかおい。
立川市の猫

 工務店のびっくり顔。何度か探しに来てたんだが、最終日の今日になって、ようやく会えた。
立川市の猫

立川市の猫

 一緒に出てきた工務店の主人にも朝の挨拶。
立川市の猫

 じゃあね、もう会えないかも知れないけど、元気でね。
立川市の猫

 駐車場で放尿中の黒白。
国立市の猫

「あーすっきりした。今朝は冷えるわ」
国立市の猫

「そりゃ確かにここは防犯連絡所だけどね、猫の立哨じゃどうにもならんわな」
国立市の猫

「ああ寒い。まったくもー」
国立市の猫

「ん?」
国立市の猫

「……」
国立市の猫

「……見なかったことにしよう」
国立市の猫

「それでいいのか?」
国立市の猫

 塀の上で日に当たる渦巻き模様。
立川市の猫

 この子に会うのはいつも日陰だったが、ようやく日なたで撮れた。眩しそうだね。
立川市の猫

立川市の猫

 立川通勤最後の散歩は終わった。
 この写真に猫は写っていない。つい最近まで、ここにはラーメン屋や町工場の入る古びた長屋が建っていて、そこには老夫婦らしき2匹の猫が暮らしていた。
 立ち退きから解体まであっという間に進み、建物は跡形もなくなって、人懐っこい老夫婦もそれきり姿を消した。恐らくもう二度と会うことはない。この趣味を続ける以上、こういうことはこれからも起こるが、たとえ一刹那であっても、心に温もりを与えてくれた小さな生き物の存在を、俺は決して忘れない。
立川市の猫


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