5連続日勤の4日目となり、毎日早起きしているせいで眠気が半端ないことになっているが、仕事はあと1日出ればお休みなので、何とかこのまま木曜日までは早朝の散歩を続けたい。最後に行っておきたいところは山ほどある一方、今月も残すところあと8日となり、猫影の薄い場所までは手が回らなくなっている。少し8月にはみ出すとしても、朝散歩できるのはあと数日かそこいらだ。
久しぶりの日勤続きで実感するのは、仕事以外のことがほとんど何もできないということ。普通の勤め人には当たり前のことなのだろうが、ここのところずっと夜勤ばかりだった身としては、役所や病院や金融機関など、用事ができるたびに休んだり遅刻早退しなければならないことがとてつもなく不便に感じる。今の仕事は夜勤の拘束時間が長くてきつく感じることもあるが、平日日中に体が空くので用があってもすぐに片付けられるし、歯科や整形外科など定期的に通院することも容易い。なぜ今さらそんなことを書くのかというと、最近いよいよ人事異動が避けられない情勢で、月~金の9:00~18:00という標準的サラリーマン生活に戻る可能性があるからだ。そうなると第一にマコちゃんの通院に支障が生じるし、俺自身も散歩をやめてようやく通院や家事に専念できると思っていたのに、土日曜日の週休二日ではそれもままならない。
今朝は聖蹟桜ヶ丘駅から5分ほどバスに乗り、和田のコモディイイダからシェアサイクルに乗り換えて猫探しをスタート。多摩ニュータウンを横断しつつ、京王堀之内までの9.5kmを1時間半かけて走破した。時間に余裕があったので、妹ちゃんの団地まで行って自転車を返却することも考えたが、あの辺りには休憩できるような店がないので妹ちゃんは次回に持ち越した。
1匹目は道端からこちらを見つめる三毛ちゃん。
一昨年の3月に一度見かけただけの子なので、まさか会えるとは思っていなかった。元気だったかー。
不意の来客にどう対応するか思案中。お散歩に出かけるところだった?
前回は冬毛を纏っていて丸顔の印象だったけど、今は夏毛の時期だから輪郭が細く見える。猫ってちょっとした環境の変化で印象が激変するから面白いね。
あれに見えるは馴染のキジ白。朝ご飯が待ち切れないらしく、団地の敷地から出て道路の彼方を眺めていた。
視線が逸れているのはご飯のお姉さんが現れたから。いつもは時間が被らないように早めに来ているけど、今朝はお姉さんも急いでいるらしく、ものすごい勢いでご飯を出して5分もせずに去って行った。
この子は一昨年5月からの知り合いで、4ヶ月ぶり5回目の今日が最後ということになる。可愛らしい顔立ちの子で名残惜しくはあるけど、ここは駅から遠い山の中だし、この子も朝しか出てこないとなるとまあ仕方がない。
かつて数匹の猫が暮らしていた団地アパートで最後に猫を見たのは1年半も前。念のためという理由で覗いてみたものの、あのころのメンバーの姿はやはりなく、一度通りすぎたあとで諦め切れずに振り返るとそこに猫がいた。
ここでまた猫に会えるとは思わなかったからとてもびっくりしているけど、君もびっくりしているね!
しかも見るからに飼い猫。この団地エリアで飼い猫然とした猫を見かけるのは珍しい。
黒白ボスとの再会を期して来てみたけど、こちらを睨むのは池のほとりの妻。こう草木が茂っては植え込みの向こうまで見通せないし、舌を鳴らして呼ぼうにもセミシャワーにかき消されてボスの耳には届かない。4ヶ月前、台湾猫旅前日の3月17日に会ったのが最後になってしまったか……。
黒白ボスに初めて会ったのは2016年10月。あのころはまだ若かったが、太い首回りや鷹揚な性格など、指導者たる片鱗はすでにあった。この12年あまりで会った猫の中では恐らく君の旦那がいちばん強い。もしどこかに隠れているならお元気でと伝えておいて。
高温が続いているここ何日かは午後から夜にかけて激しい夕立になり、雨に冷やされた翌日は多少マシになるということを繰り返している。今朝も昨夜の雨のお陰で23.0℃まで下がり、夏に弱いであろう巨大三毛が外に出て涼んでいた。
こちらに興味を示しているようだけど、君、そこから出られるの?
最後に立ち寄ったのは多摩旧タウンの猫集会場。今は朝食会場が変わったため、ここに猫が集うことはなくなっているが、今朝は珍しく玄関前に張り付いているのがいた。
新しい朝食会場は熱心に猫の面倒を見ているようだけど、あの庭は日当たりが良すぎて夏は暑いのだろうなあ。
緑色の壁が特徴的なこの家でいちばん印象に残っているのは、毎年冬になると見られる給湯器のおしくらまんじゅう(一例)。たくさんの猫が給湯器に上ろうとする中、ティッピング入りのシルバー三毛は少し離れた場所で様子を眺めているような子だった。初めてこの子を見かけたのは2016年の暮れで、奇しくも今日と同じ場所。光の加減もあって分かりにくいが、見た目は当時とさほど変わっておらず、年齢の見当がつかない。関係性は不明ながら、いつも一緒だったオッドアイの白にも会っておきたかった。