早くやらなきゃと思いながら、なかなか足が向かなかった京王線猫行脚にやっと行ってきた。
今までも何度か書いた通り、笹塚から先は予想外に難航していて、何度も散歩をやり直す事態になっている。猫行脚のルールでは、歩く経路は自由で、過去のコースと重複するのも構わないが、猫の重複はNG。もし規定数の3匹に満たず散歩をやり直す際は、1匹目から数え直しと決めている。例えばある区間で1匹しか見つけられなかった場合、次回のやり直し散歩では振り出しに戻って3匹探さなければならないし、前回の猫にまた会えたとしてもカウントできない。自分で作ったルールながら少し厳しかったかなと思わないでもないが、もう3回もこれでやっているので今さら変えたくない。
もともと昨日行くつもりだったのを、天気が悪かったので今日にずらしたが、どちらにしても曇りがちで大した違いはなかった。下高井戸〜桜上水という駅間距離0.9kmしかない区間を超絶迂回して、歩いた距離は実に11km。今回も難航したが、辛うじて規定数の3匹は見つけられた。
1匹はすでに逃走中。スタートから1時間10分経過してようやく見つけた猫。
「逃げるの早まったかな」というような顔つき。美味しいものを持っているかも知れないからね。
これまた貫禄の茶トラ。猫界ではこういうのがモテるんだよなあ。うちのサチコなんか野良猫集団に混ざったらどうなっちゃうんだろ。
逃げ切る前に立ち止まって、何とか最後の一枚を撮影できた。時刻は12:15、散歩開始から2時間40分が経過していた。
その後も往生際悪く歩き回ってみたものの、猫一匹見かけることなく、13時前にギブアップして帰ってきた。帰宅前に近所を一回りして、淋しいアルバムに彩りを……。
この子は本当に落ち着きがなくて、動き回ってばかりなので、見つけても撮影を諦めることがほとんどだ。
カメラに頭突きする武蔵を見つめているのは黒煙ちゃん。この距離感は反目というより、やはり恋心なのではないだろうか。