今日もお昼前後に雷雨のすごいやつが来て、松が谷あたりに落雷したらしく、久しぶりに職場が停電して非常用発電機が稼働した。そしてまた、心底ぶったまげたのは雨とダウンバーストによる気温の急降下で、八王子アメダスで11:55に37.2℃だったところ、わずか55分後の12:50には24.7℃まで下がり、しかもこれらの気温は今日の最高値と最低値になる可能性が高いのである。惜しむらくは雨雲が来るのが早すぎるという点で、これが日没後の19時ごろだったらさぞかし今夜はよく寝られただろうし、明朝の猫探しも盛況なのにと残念に思った。
さて、5連続日勤もようやく最終日となり、眠いというより鉛のような深いだるさを感じつつ4時半起床。今朝のスタート地点は青梅線の中神だが、これは中神に行きたくてそうしたのではなく、予定していたコース上にシェアサイクルのステーションが少ないからという理由。ここのところ爆発的に増えているHELLO CYCLINGのステーションだが、どういうわけか青梅線の西立川~拝島は空白地帯のようになっていて、駅前から乗り出せるポイントがほぼ存在しない。今日行きたかったのがまさにその西立川から郷地町の旧々居付近だったので、苦肉の策で2駅隣の中神駅近くのステーションからスタートしたという次第。2駅といっても青梅電気鉄道という私鉄が由来の青梅線なので、駅間距離はごく短く、中神~東中神は900m、東中神~西立川は800mしか離れていない。電車に置いて行かれた車掌が隣の駅まで走って追いかけて間に合うくらいだから、電チャリで走るぐらい屁でもない。
……というような経緯ではあるが、せっかく中神に来たのだから猫喫茶の2匹には会っていくべき。立派な一軒家の立つ場所がかつての遊び場だったことを覚えているのか、2匹とも玄関先にいるのが見えた。
もともとここはコインパーキングだった。俺もよくここで写真を撮らせてもらったっけな。
気配を察して後ろのも目を覚ました。前回から1ヶ月しか経ってないけどまた来ちゃったよ。
仲良しの2匹は何となくいい感じの配置になってカメラに収まってくれた。この子たちは猫喫茶の看板猫だから、喫茶店に来ればまた会える。
猫喫茶から東に1.8km行けばエビ子の住む猫工務店。足音を忍ばせて行ってもこうだから、最早どうしていいか分かんない。
かなり手前で逃げられたけど、トタン屋根の青い色が毛皮に反射するよりは多少マシかな。周囲の色が猫に被ると毛色が分かりにくくなって困るんだよね。
西立川時代の旧々居にほど近いとある猫路地。といっても昔のような賑わいはすでになく、鉢割れの黒白が1匹、道端で涼んでいるのみ。
ここは灰色の熟女・青2号が暮らしていた家。無論彼女は3年前に死去しているが、この路地にはほかにも夥しい数の猫が暮らしており、何度となくお世話になったので最後に覗きに来てみた次第。
君は2019年の子猫だから青2号のことは知っているね。あれからずいぶん時間が経ったような気がするよ。
こいつは5歳になったころだから人間の36歳ぐらい。灰色の熟女のあとを引き継いだのはモノクロの青年というわけだね。
同じ路地の曲がり角にも1匹。日中来ても誰にも会えないぐらいまで猫が減ったけど、朝なら多少はいるんだな。
このあとも去年の元旦を最後に見なくなったオッド1号に再会すべく、立川方面へ向けて自転車を走らせたものの叶わず、後半は単にサイクリングを楽しむだけになってしまった。
最後にもう一つ、今日はさる筋から七三ファミリーの婆さんが死去したとの知らせがあった。具体的な時期は分からないが恐らく最近のことと思われ、2021年1月を最後に見なくなっていたことから、俺自身はもっと早くに死亡したものと思っていた。2011年8月から10年近い付き合いで、懐くことこそなかったものの、遠慮がちな挙動が可愛らしい子だった。カラーポイントの特性を知らなければ、とても同一人物とは思えないほど毛色が変化した子でもあった。