一日だけのお休みだった今日は、桜が咲いているうちに散歩できる最後の平日になるはずだ。というのも次の休暇は4月3日と4日の土日だし、その次の9日は別の用事があるし、その翌週の16日には桜なんか散ってしまって葉っぱと毛虫だけになっているからだ。散歩コースをどうするかずいぶん悩んだが、平日ならではということで、恒例のこまこま散歩へ出かけることにした。この時期に見物しておきたい場所として、ほかに羽衣町や谷保の桜の巨木があるが、多少花が散るにしても、これらは観光地ではないので土日に行っても混雑することはない。逆に観光地を含むこまこまコースは、週末ともなるとそれなりにハイカーが訪れるので、ゆっくり猫と戯れられない可能性が高い。
明日出勤することを考えると、朝4時半に起きるのは気が重かったが、今日を逃せば来年になってしまうので頑張って起床。分倍河原を5:33に発車し、立川、拝島、東飯能と乗り換えて、スタート地点の高麗に降り立ったのは6:49だった。たった33.3kmの移動に1時間15分もかかるのは、東飯能の接続が意地悪としか思えないほど悪いからで、今日乗ったスジだと、6:23に八高線の川越行きが到着すると同時に、乗り換える間もなく西武池袋線の西武秩父行きが発車してしまう。どちらも運転本数が少ないのだから、もう少し協調すればいいのにと思うが、何十年も改善されないのは、きっと何かの因縁があるに違いない。
猫の方はすでに起きて弱々しい日差しを浴びていた。電車の車窓からは霧のように霞んで見えたが、今日は黄砂が特にひどかったようだ。
早く行っても寝ていることの多い猫たちなのに、今朝はみんな起きていた。いったいどういう風の吹き回し?
ソメイヨシノはご覧の通り。朝早すぎて逆光が強いが、こうして猫がモデルになってくれるので、頑張って来た甲斐があった。
いつにも増して機嫌のいい二毛を裏手に誘ってみた。風が吹くと一斉に花びらが舞うので、満開は過ぎていると思うけど、やっぱりここの桜は立派だねえ。
初めてこの子に会ったのは2015年の初夏だった。長毛だから気づきにくいけど、少しくたびれてきたように見えるのは気のせいかな。
この一帯で暮らす猫は俺の知る限り4匹で、あの子がその4匹目。舌を鳴らして呼ぶと……、
今日もたくさん写真を撮ったので、残りは折を見て時系列順に載せていく。来月下旬に2泊3日の猫旅を予定しているので、それまでには仕掛かりを解消したい。