今日はほぼ終日雨が降り続くとの予報だったが、奇跡的に散歩の時間だけ止んでくれて、道中一滴の雨にも当たらずに済んだ。まさに家を出ようとするその直前に雨が上がり、再び降り始めたのは散歩を終えて久地駅の下りホームにたどり着いた直後だった。きっとこれは先月の暑い日、道路を横断していたカタツムリを日陰に逃がすという善行をしたので、それを見ていたカタツムリ界の神様が微笑んでくれたに違いない。大きなつづらと小さなつづら、どちらにしようかと思い悩んでいたが、このような形で報われるとは予想外だった。
1匹目は散歩スタートから5分もせずに発見。当分乾きそうにない道路の端で黒白が背中を丸めて座っていた。
目が合うと甲高い声で話しかけてくる。朝ご飯を待っているのかな。
黒白の気を引きながら写真を撮っていると、はす向かいの民家の庭からもう1匹駆けてきた。
見慣れないニンゲンに気づいて緊急停止。尻尾は微妙に上がっているので、逃げられずに済むかな。
モデルっぷりが微妙な2匹。右側の子は黒斑がまだら状なのでスモークだと思う。近くに子猫もいたが、目が合った瞬間、車の下に逃げてしまって二度と出てこなかった。
ここはとある猫拠点。駐車場だった場所にいつの間にか家が建ち、景観は一変していたが猫はいた。
4月以来の鼻黒。ほかのみんなも元気にしているのかな。
しばらく待ってみたが誰も出てこない。さっき逃げられた子猫にも会いたいし、また近いうちに来てみようっと。
ここはかつて尋常性白斑猫とカミツキネコが暮らしていた路地。今はもう会えない猫たちを忍んで覗いてみると、隙間からこちらを睨みつける鋭い眼光を発見。
胸に飛び込んでくるのを待ち受けていたらこの有様。猫の表情はよく分からん。
カメラに収まるのは一昨年の11月以来。相方の茶トラは不在のようだった。
こちらも定点の猫拠点。白猫のように見えて実は黒白のお馴染さんが朝ご飯を待っていた。
6月に会った時より毛並みが良くなったように見えるね。光の加減かしら。
水路跡の歩行者道路を駅に向けて歩いていると、行く手に惰眠を貪る毛むくじゃらを発見。
顎を腕に乗せ、人を見下したような目つきのキジトラ。その目は絶対に蔑んでいる。近眼だなんて言わせないぞ。