今日の散歩は見事というほかないくらいの外しっぷりで、残念を通り越して笑っちゃうくらい誰にも会えなかった。以前よりもだいぶ猫影が薄くなっているとはいえ、かつてはゴールデン・キャット・ロードで鳴らした稲田堤〜登戸というコースでこれはいくら何でもツライ。朝の散歩は残り日数が少ない上に予定が詰まっていて空きがなく、やり直すとすれば夜勤前か夜勤明けになると思うが、真夏の真っ昼間に訪れたところでリベンジになるかどうか。ちなみに今日会いたかったのは、西の祠の黒白、人懐っこい鉢割れサバ白、ミモザ邸のサビ、大白斑の美人三毛、猫路地のふてにゃん、蔓棚の茶トラと相方の黒、線路端の三毛婆さんなどなど。猫が相手だからすべてを満たすのは無理と分かっていても、せめて1匹ぐらいは会いたかったぜ……。
まあそれでも電車に乗る前に地元の2匹に会えたし、最後はどうにもならなくて猫寺に助けを求めたりもして、猫ブログとしての体裁は一応整った。相手してくれた猫たちに感謝しつつ今日の1匹目から行ってみよう。
時刻は5:50。日の出から1時間が経ってもまだ日の差さない路地は過ごしやすく、こいつも俺が現れるまでは道路で涼んでいたのかも知れない。何しろ慎重にやらないと足音だけで逃げてしまう子だからね。
最近は高みで見かけることが多く(一例)、地面に下りているところに遭遇したのは久しぶり。
ここから50mほど離れた猫民家が面倒を見ていると思っていたけど、ほかにもご飯を出してくれる家があったのか。しかし相方の黒白は去年9月を最後に見ていないし、こいつ自身もここ1年ほどでずいぶんくたびれてしまった。
今日の一つ目の失敗は平日と勘違いして駅に向かったことで、6:11の電車に乗るつもりが実際に発車したのは6:17だった。加えて今朝は当てにしていたシェアサイクルステーションに自転車がなく、少し離れたステーションまで歩いて行ったので、猫探しをスタートしたのは想定よりも10分ほど遅い6:35だった。たかが10分されど10分、今の季節は太陽が昇るとともに急激に気温が上がるので、わずかな時間も惜しいのである。
サイクリング中、唯一の猫に遭遇したのはスタートから45分後。会いたかった猫がことごとく空振りで、失意のまま自転車を漕ぎ続けているうちに、5日前にも来たばかりの猫民家にたどり着いてしまった。もうお別れって勢いであちこち回ってるのにまた来ちゃったよ……。
この子も少しづつ懐いてきたなあ。自分で自分の後ろ髪を引っ張ってどうすんだよ、俺。
所定の散歩コースで見かけたのはわずか1匹とあまりにも淋しい内容だったので、最後はいつもの猫寺に助けを求めた。これがホントの駆け込み寺。
騒ぎを聞きつけてもう1匹追加。左は5日前にも会ったばかりの細面さんで、右は4月中旬以来のちょっと臆病な子。
この子は大きなレンズが苦手のようで、カメラを構えてから1秒以内にシャッターを切らないと逃げられるムズカシ子ちゃん。
暗い木立へ逃げ込んでしまい、明るい単焦点レンズに交換してみたけど、道具に頼るだけじゃきれいには撮れないんだよなー。
今日はこれでおしまい。昨日も散歩はしたけど体調が悪くて更新できなかったので、撮った写真は2〜3日中に載せる。