今日と明日はお休み。午前中は所用があって市役所へ出かけたが、午後からはゆるいテンポで引っ越しの荷ほどきをした。猫散歩はお休みしたので、今日は今月7日の大森猫散歩の後半部分を紹介する(前半はこちら)。
この日は8ヶ月ぶりに上京する元妻を迎えに行くついでに、1時間半ほどかけて大森の下町を歩き回った。羽田空港が近くて移動が楽という理由もあるが、この街に夥しい数の猫が生息していることは、20年ほど前に住んでいた時から知っていて、限られた時間の散歩にはちょうど良かったからでもある。
歩き始めて1時間。散歩は後半に入り、入り組んだ住宅街の路地に差しかかると、道端で黒白が寛いでいるのが目に入ってきた。
視線の先はこちらではなく、少し逸れて、道路のはす向かいに向いている。きっと仲間がいるんだな。
念のため呼んでみたが、どう頑張っても出てきてくれず、そうこうしているうちに黒白も逃げてしまった。
実は手前にも茶トラ白がいるんだが、角度的に撮影不可。三毛はきょとんとしている。
黙ったまま佇んでこちらを眺めている。夕方になると、親切な人が来てくれるのかな。
20年あまり前のごく短い期間、俺は左側に写るボロアパートに住んだことがある。当時からボロボロだったので、今も建っていること自体奇跡だが、だいぶ建物が歪んでいるようだったので、そう遠くないうちに崩壊すると思われる。俺が入っていた部屋の下には猫がいる。
街なかを縦横に伸びる緑地帯。ちゃんと縄張りがあるらしく、決まった場所には決まった猫がいるようだ。
飛行機の到着時刻が迫ってきたため、大森町駅へ急いでいると、前方の道路脇から猫が現れた。
この日の散歩はこれでおしまい。14時になったところで大森町から京急に乗り、蒲田でさらに乗り換えて、羽田空港へ向かったのだった。
なお、この日空港へ迎えに行った相手は、今まで「元妻」として時々登場していたが、今日から「元」が取れてただの妻になった。私事ではあるが報告まで。