ゴールデンスモークが分からない


青梅市の猫

 世間は秋である。
 猫散歩で最も張り切るべき季節は秋である。ほど良い気温と涼しい風、やや低くなった日差しの煌めき、そして朝夕わんさか顔を出す全国数百万匹の猫たち。そんな情景を心に描きつつ、今朝の散歩は青梅に行ってきた。無論、猫相手にそう都合よく事が運ばないのは承知の上だ。
 7時半を過ぎてもまだ影の長い丘の上に到着して、まずは鉄道公園ののら園長を探してみたが、巡回にでも出ているのかあいにく不在。手持ち無沙汰になって周囲を見回していると、日陰の路地を行く茶トラ白を見つけた。
青梅市の猫

青梅市の猫

 しかし、茶トラ白はこちらに気づくなり茂みに隠れてしまった。再び手持ち無沙汰になってぶらぶらしていると、今度はどこからか黒がやって来た。
青梅市の猫

 よほど日差しが気持ちいいのか、数mおきにごろんごろんしている。
青梅市の猫

青梅市の猫

 行っちゃった。
青梅市の猫

 黒が行っちゃったので原っぱに戻ると、さっきの茶トラ白が出てきていた。なんか初っ端からいたちごっこしているな。
青梅市の猫

青梅市の猫

 ああっ……。
青梅市の猫

 誰もいなくなった高台をあとにして、里に下りてきた。薄雲がかかって白んだ道端に黒白発見。
青梅市の猫

青梅市の猫

 ちょこんとしているね。暇なら少し遊んでおくれよ。
青梅市の猫

「いいよー、遊ぼー」
青梅市の猫

 ごろーん。
青梅市の猫

 ごろーん。
青梅市の猫

「そろそろご飯の時間だから、おしまいね」
青梅市の猫

青梅市の猫

 人懐っこい黒白と遊び終えて、通りに出ると、古びた民家から黒いのが顔を出していた。
青梅市の猫

青梅市の猫

 こいつはもうぜんぜんだめ。問答無用で逃げられた。
青梅市の猫

 同じ黒でも今度はやや長毛。この子に会うのはものすごく久しぶりで、帰ってから調べたら2011年の秋以来。当時はいつも相方と一緒だったが、今日見かけたのはこの子だけだった。
青梅市の猫

 わずかに茶色が混じっているので、以前は二毛だと思っていたが、もしかしたらゴールデンスモークなのかも知れない。ゴールデンスモークは、一本一本の毛の根元が褐色になっていて、黒い被毛に金色風のまだら模様が生じる。I遺伝子座がiiの時に、Wb遺伝子座がWb-かつA遺伝子座がA-で発現すると記憶しているが、このあたりは英語の文献を解読するのに苦労したところなので、思いっ切り間違っているかも知れない。ていうか見たことのない毛色なので、比較対象がないと判定しようがない。
 今日の写真は40枚ほどになったため、残りは後日また載せる。現在の仕掛かりは2回分。 青梅市の猫

関連記事一覧

  1. 川崎市の猫
  2. 八王子市の猫
  3. 昭島市の猫
  4. 日野市の猫
  5. 昭島市の猫
  6. 立川市の猫

お知らせ

ブログ内のコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ国際ライセンスの下に提供されています。非営利・著作者明示・不改変の条件に従う限り、自由にご利用いただけます。リンク先に表示される寄付の要求は、本ブログとは関係ありません。本著作係採用創用CC國際授權條款授權。鏈接上顯示的捐贈請求與此博客無關。This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License. The donation requests that appear in the links are not related to this blog.
Creative Commons License

ブログ内検索

タグクラウド

最近の記事

  1. 金沙鎮の猫
  2. 立川市の猫
  3. 金沙鎮の猫
  4. 八王子市の猫
  5. 福生市の猫
  6. 府中市の猫
  7. 所沢市の猫
  8. 川崎市の猫

アーカイブ

日月出没

PAGE TOP