この季節、猫を探しながら落ち葉を踏みしめて歩いていると、かさかさと秋の音がしていい気分だ。ただし、かさかさにプチプチという音が混じったら要注意。油断していると銀杏を踏んづけて、その日が出勤日だったりすると悲惨なことになる。ていうかなった。
今日は夜勤明け。たまにはいつもと違った道と思って多摩境から相模原まで歩いてみたが、1万歩も歩いてただの1匹も見つけられず、それ以上歩き回る元気もなくなったので、家へ帰る前に地元駅の反対側を一回りしてみた。最初に立ち寄った貨物線の線路端に安全輸送猫の姿はなかったが、代わりに黒いのが1匹線路を横断しているところだった。
天気が良すぎると、瞳に影ができて怪しい風貌になってしまうが、まだ若い感じの黒だった。
微妙に避けられつつ、林の中を移動しながらの撮影。今日は家に帰るだけなので、銀杏踏んでも別に構わない。
最後に爪を研いでからゆったりと逃げて行った。瞳がこちらを気にしているね。
いつもの公園にも寄ってみた。親戚同士のサバ白と灰色がまったり中。
猫マンションの前に小さいのがいた。子猫はすぐに逃げるから、近寄って撮るのは無理かなー。
夫婦者らしき三毛と黒もいた。2匹揃って似たような目つきだな。
背後からにゃあにゃあ聞こえているような気がしていたが、無視して黒と三毛を撮っていたら、さっきの子猫がやって来た。薄色三毛の女の子だね。
この猫マンションには灰猫が住んでいるので、その辺りの血が混じっているのかも知れない。ちなみに薄色はD遺伝子座が劣性のddの時に生じる毛色で、この子の場合は、キジトラ部分がサバトラ(青トラ)になり、茶トラ部分がクリームトラに変化している。
最後まで葉っぱは離さない。無事に大きくなったら千葉様って呼ぶから、元気で育ってくれよ。
猫マンションで子猫を堪能したあとは、自宅への帰り道。民家の庭の隅で黒白が日なたぼっこしていた。
松本零士の漫画に出てくるドラネコもこんな目つきだよな(ただしこの人は猫も人間も女の子はやたらきれいに描く)。
アパートの敷地でお昼寝中のところを起こしてしまった。今日は黒率の高い日だったな。