変なシフトのせいで寝る時間の調整がつかなくなって、昨日は夜勤だというのに朝5時に目が覚めて、それっきり寝られなくなってしまった。なので、今日の夜勤明けの散歩はほどほどにしておくつもりだったが、片倉で電車の時間を間違ったことがきっかけになって、かなり無理っぽい距離を歩くことになった。
会社を出たのは10時。青空が広がっていたが空気は冷たく、猫が日なたぼっこするにはいい天気と思って、横浜線の片倉で途中下車。今日の散歩コースは八高線の小宮から、多摩川を渡って某巨大神社まで歩くつもりだったが、八王子で20分あまり待ち時間があるので、片倉駅近くに住む子猫の様子を見ようと、次の電車が来るまで10分間だけのつもりで寄り道したのだった。
前回来た時に見かけた2匹や母猫は不在で、子猫と呼ぶには微妙な大きさの茶トラが1匹いた。中猫ぐらいだな。
10分間の寄り道のあと駅に戻ったら、乗るつもりの時刻になっても電車が来ない。間違って平日の時刻表を見ていたのだった。そうなると八王子からの八高線にも間に合わず、30分近く駅でぼけっとしなければならない。そんな人生はイヤなので、八王子まで歩くことにしたが、残念ながらこの区間では1匹の猫にも会うことができなかった。
予定より1本あとの八高線に乗り、小宮に着いたのは11時前。駅から10分ほど歩いて、ようやく次の猫を発見した。
近所の飼い猫らしき茶トラ白。このあともう1歩前進したら、塀の向こうへ去って行った。
小宮の茶トラ白のあと天気が急変して、いきなり雹が降ってきた。雹は5分ほどで雨に変わり、それも間もなく止んだが、それと同時に猫の気配もぱったり止んで、次の猫に会えたのは1時間半後。夜勤明けだというのに大変な苦行になってしまった。
ここはキバちゃんち。2匹の猫がひっついているようだね。
「だってさ、どうする?」
「キバちゃんのお友達なんだろ? 相手してやんなよ」
「えー僕なのー? 眠いのにー」
眠そうなキバちゃん。その辺に落ちていた棒切れでしばらく遊んだ。
桜の境内に参拝者の姿はなく、遠くで遊ぶ子供の声と鳥のさえずりが聞こえるのみ。
駅行きのバスまで時間があるので、家まで歩いて帰ることにした道すがら、猫民家の庭先で茶トラ白が日なたぼっこしていた。
もう1匹追加。どちらも時々見かける子。今はこの2匹がここのフルキャストかな。
17時間働いたあと、5時間20,000歩11kmに渡る寄り道を経て、家に着いたのは15時半。今日は疲労困憊で布団に直行だった。