「吹雪いてるんですけどー」と出勤してきた同僚が朝の挨拶代わりに言い、夜勤明けの何人かが窓に取り付いて「すげー」とか「まじかー」と感嘆する様子は、故郷の小学生のようで懐かしかった。夜が明けても気温は下がり続けていて、退勤時刻の10時の時点で4.6℃。雪は小雨に変わっていたものの、昨日の気温(最高21.2℃)に合わせた服装にしていたので、仕事帰りの猫探しは寒くて凍えるようだった。
数km歩くぐらいなら何とかなりそうだったので、横浜線の片倉から散歩を開始することにしたが、ゴール地点の八王子はJRではなく京王八王子まで歩かなければならない。たった400mの違いなのに、それだけで何となく億劫になり、途中の京王片倉で散歩を打ち切るかどうかかなり悩んだ。結果的に京王八王子までモチベーションを保てたのは、茶渦邸で見かけた黒猫のお陰だった。
最初の写真でブルーシートがかかっているのが新築中の茶渦邸。工事が終わったら、茶渦君と母は戻ってくるかなあ。
黒に会えて嬉しくなり、予定通り京王八王子まで歩くことにした。次の猫は高みの麦わら。
軒下に立って舌を鳴らすと、興味深げに頭をもたげた。ちょっと強そうな二毛。
離れた場所でしゃがんで待っていると、静々と近寄ってくる。可愛いねえ。
この路地でごくたまに見かける子。飼い主の孫と称する4〜5歳の女の子が教えてくれたところによると、名前はカイトというそうだ。二人して撫でくり回すうちに、かじかんだ手が温まって楽になった。ありがとねー。
今日の歓楽街は猫影薄く、見かけたのは駅近くを縄張りにする2匹のみ。
塀を伝ってきたカラーポイントは車の下に潜ってしまった。顔馴染のよしみで出てきてくれないかなー。