関東から東北まで梅雨入りして、今日は午前中から雨が降っている。風もなく、しとしとと単調な音を聞いているのかいないのか、我が家の2匹は窓辺に香箱を組んでじっと目を閉じている。恵みの雨音は、人間の耳にも猫の耳にも優しく聞こえるのかも知れない。
朝のうちのわずかな雨上がりを縫って、自転車で猫探しに出かけてきた。アメッシュを見ると、そう長くは持たないようだったので、きっといるだろうというような場所を何箇所かピンポイントで回って、1時間半ほどで帰ってきた。そのあとは、宅配便で届いたままになっていた猫関係の荷物を整理したり、エアコンの室内機を洗浄したり。忙しくもなく暇でもなく、ほど良い一日だった。
猫散歩で最初に見かけたのは灰白の兄弟。いつも逃げられてばかりの猫たちだが、今朝は少しの間だけ固まっていてくれた。
この子もさっきの2匹と一緒にご飯を食べるはず。年の功か、無駄な動きはしないらしい。
少なくとも俺を待っている顔ではないな。……それにしても、我が家の2匹より外猫たちの方が体格がいいというのは、どうも複雑な気分だ。それなりにいいものを食べさせているつもりなんだけどな。
身軽な自転車ということで、久しぶりに某巨大自動車教習所に寄り道。外から1匹見えたので、職員に挨拶して撮らせてもらった。
ちび丸という名の猫教官。一昨年の夏まではチャー坊という同僚がいたが、今は1匹だけで頑張っている。家からは近い場所だが、見かけること自体が稀な上に、その場に職員がいなければ立ち入れないので、カメラに収まるのは一昨年の9月以来となった。なお俺にはまったく懐かない。
今日のゴールは福キジ・福サビの公園。公園のはす向かいの家に、ご飯待ちと思しき福サビ1号がいた。
何度か書いた通り、福サビ1号はこの家で面倒を見てもらっているらしく、公園にはあまり姿を見せなくなった。たまに通りかかると、恐らく1日2回程度の食事タイムを、いつも根気強く待っている。
前回来た時に調子が良くなさそうだったので、また来てみた。あんまり回復してない感じだったけど、ゆっくりした動きでごろごろすりすり。
妹と一緒にいて面倒見てもらえばいいのにと思うけど、可愛がってくれる人もいるようだし、こいつにとってはここが大切な縄張りなんだろうな。