声色合戦


国立市の猫

 猫とのコミュニケーションには色々な方法があると思うが、我が家の場合、一緒にまったりする時は囁き声で話しかけたり、叱る時は低い唸るような声色を出したりして感情を伝えている。言葉は通じないが、猫は多くの音色を聞き分ける。ほんのかすかに何かを囁くだけで、尻尾の先をふるふるして反応してくれるし、粗相をした時などは、目を見ながら低く唸れば、雲行きが怪しいと踏んで、すたこらさっさと別室に逃げてしまう。
 一方、猫の方も学んでいる。長い付き合いなので、どのような声色で鳴けば猫缶が出てくるのか熟知している。遊んで欲しい時や、ドアを開けて欲しい時の声色もそれぞれ違っていて、これは理屈というよりも、そうしなければならないような気分にさせられる、不思議な声色だ。犬との生活は主従関係で成り立っているそうだから、言わば親子関係に近いものがあるのだろうが、猫の場合、甘ったるい声でねだられると、飲み屋の姉ちゃんに小遣いを渡すオヤジのような気分になってしまう。
 まあそんなことはどうでもいいんだが、今日の夜勤前の散歩は谷保の田園地帯を歩いてみた。最初に寄ったのは疏水の流れる猫民家だったが、35℃近い気温の中、西向きのアプローチに猫など出ているはずもなく、常駐の白は車の下で伸びていた。
国立市の猫

 一応気づいてはもらえたけど、これ以上まったく動きなし。
国立市の猫

 通りかかった民家の車庫に気配を感じて、目を凝らしてみると、黒いのがたくさんいた。感度を上げて撮っているので明るく見えるけど、実際は逆光なのと暗いのとで、とても見づらい。
国立市の猫

 引くとこんな感じ。まったく見えない。
国立市の猫

 どうやら親子のようだね。光線状態が悪すぎて怖い感じに写っちゃったけど、呼んでも出てきやしないので、これ以上どうしようもない。ちなみに黒猫は、アグチパターンを司るA遺伝子座が劣性ホモのaaなので、両親が黒なら子供もみんな黒になる(白斑つきや灰色になる可能性もあり)。
国立市の猫

 黒い家族の次は、いつもの公園に寄り道。舌を鳴らしてしばらく待っていると、木道に黒白が現れた。
国立市の猫

国立市の猫

 現れはしたけど、やっぱり暑いみたいで、今日はあんまり動かない。相方の白もどこかに引っ込んで出てこなかった。
国立市の猫

国立市の猫

 今日は、この公園に新顔が1匹増えていた。草むらに隠れてにゃあにゃあ鳴いていたが、怖がって出てこないので、写真は撮れなかった。見た感じ1歳に満たないぐらいの茶トラ白。たぶん捨てられちゃったんだろうな。
国立市の猫

 黒い家族をもっときれいに撮りたいのと、公園の新顔にも会いたいので、今日のコースは近いうちにまた歩いてみる。最後の猫は駅の近くのスクーター二毛。
国立市の猫

国立市の猫

 暑くて逃げるのも億劫なのか、今日はスクーターの下から動かなかった。
国立市の猫

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