いつものように5時に起きると窓の外は暗く、身支度を整えながらアメッシュを見ると、1時間もしないうちに降り出しそうな気配だった。一昨日と昨日は偏頭痛がひどくて、せっかくの休みだったのにほとんど寝たきりで過ごしたこともあり、病み上がりの今朝は駅からあまり離れない範囲で散歩することにした。
歩いたコースは西国立から立川までのかつての定番コース。雨こそ降られずに済んだものの雲が厚くてかなり暗く、多くの写真はISO6400とか3200とかいうバカげた感度で撮ることになった。多少荷物が重くなっても、悪天候時や朝夕の撮影のために明るい単焦点レンズが一つあってもいいかも知れない。感度を上げると色乗りが悪すぎてモチベーションがだだ下がりになってしまう。
こんな朝でも猫たちは所定の場所にちょこんと座っていたりして微笑ましい。最初に怒りんぼさんの路地に寄ってみると、電器屋の茶トラ白が外に出ていた。
何かを見つめる茶トラ白。何を見ているのかは最後まで分からなかった。猫って時々人間には見えないものを見ている。
このアングルで撮るのはずいぶん久しぶりのような気がする。貯湯タンクの上に七三ファミリーの婆さんが乗っかっていた。
付き合いは長いけど懐いているわけではない婆さん。逃げるべきか留まるべきか思案中。
最近は地面でじっと寝ているような写真ばかりだったけど、実は可愛らしい顔立ちの子。こういう表情を見るのもずいぶん久しぶりだ。
次に見かけたのは1年2ヶ月ぶりの南武線1号。1年以上会わなかったので過去の登場人物に移動したばかりだったけど、慌てて戻した。
会うといつも暗い顔をしている南武線1号。昔はこんな姿も見せてくれたんだけどなあ。
南武線の踏切を渡って小料理屋の猫ロードへとやってきた。目つきの悪いのが揃っているね。
キジ白2号は比較的人懐っこい方だけど、機嫌の悪いドイツ人的顔貌なので、道行く人々からはそう思われていないらしい。
だいぶ年なんだろうけど、個体差もあるし、見た感じでは何とも言えない。今度床屋の奥さんに教えてもらおう。