重度の貧血で瀕死の状態だった猫に犬の血液を輸血した結果、猫は無事に回復して元気になった事例があるそうだ。興味があったので調べてみたところ、患者(患猫)に適合する血液が用意できず、緊急措置として行われたことが何度かあるようだ。猫からは一度に25cc程度しか採血できないが、大型犬なら200ccぐらい行けるそうなので、大変ありがたい話だ。
ただしそれができるのは一度きり。猫は犬の赤血球抗原に対する自然抗体を持っていないので、犬の血液を輸血しても抗原抗体反応が起きない。しかし一度輸血すると犬の血液に対する抗体が作られるため、二回目からは抗原抗体反応が起きて血液が固まってしまうそうだ。異種間輸血はほとんどデータがないだろうから、よほど切羽詰まっての処置だったと思われる。
以上はネットニュースに書かれていた内容。……で、犬の血が猫に使えるなら、人間の血はどうなのかと考えるのが人情(?)というもの。実際にやった人はいないだろうから、人間と猫の血液成分をざっと比べてみたところ、数値にそれほど大きな隔たりはなさそうだ。今度試しにクロスマッチ試験をやってもらおうかな。
猫関係業務の方はぼちぼちと。昨日は変則夜勤で22時半から勤務して、仕事を終えたのは今朝7時半。晴れていれば南武線猫行脚にするつもりだったが、曇って暗かったのでモノレールの甲州街道駅から立川までさらっと歩いてみた。
たまに立ち寄る日野の猫民家。今朝はクリームというかフォーン的色合いの茶猫が1匹出ていた。
フォーン色の猫は滅多にいないようだから、たぶん茶色かクリームの霜降りなのだろう。一度実物のフォーン猫を見ておかないと、この手の毛色は判定ができないな。
ちなみに茶系色とフォーンがどれだけ微妙かはこちらの写真で分かる。リンク先に掲載されているのはフォーン+クリーム+白の三毛。一度お目にかかりたいと思っている毛色の一つ。
日野のあとはからっきし。多摩川を渡り、前職の会社の近くまでやって来たものの、チョビ1号邸には誰もいないし、未亡人の婆さんは茂みに引っ込んでいて撮影不可。三毛子のマンションまで来て、ようやく黒白の子が寝ているのを見つけた。
起こさないように抜き足差し足で近寄ったが、足元の砂利がかすかに「かりっ」と言っただけでバレてしまった。
2歳半を過ぎて精悍な顔立ちに成長した三毛子の子。初めて会った時はこんな感じだった。
小料理屋の猫ロードも芳しくなかったが、辛うじて2匹発見。手前はキジ白2号だな。
こちらもここの常駐メンバー「緑目の黒」。蚊にでも刺されたのか、右目の下が赤くなっている。いちばん刺されたくない場所だよな。
相変わらず臆病で、こちらに気づくなりホテルの敷地へ戻ってしまった。
しばらく会わないうちに何だかずいぶんヨレて目つきまで変わったなあ(2013年5月の様子)。老衰なのか、それとも体調が悪いんだろうか。