結婚と引っ越しを一度に片づけたので忙しかったが、二人と二匹の生活はようやく落ち着いてきた。我が家の猫たちは俺に飼われて引っ越し慣れしているのか、新居に来てすぐにそれぞれの居場所を見つけた。特にサチコは今回が4回目の引っ越しだが、彼にとってストレスなのは引っ越しそのものより、マコちゃんに縄張りを奪われることなので、新居に連れて来た時、マコちゃんより先に猫キャリーの蓋を開けてやれば満足してくれる(そしてどのみち奪われる)。猫トイレの設置場所がなかなか決められず、立て続けに2回変えたせいで、最初のおしっこをするまで一昼夜かかったが、それ以外はどうということもなかった。あとは2箇所予定している猫ドアの設置と、バルコニーや窓辺の脱走防止対策が残っていて、それらは年末に向けてゆっくり進めていくつもりだ。
今日は夜勤で、家を出たのは12時半。秋晴れで抜けるような青空のもと、分倍河原から谷保までの4kmを1時間ほどかけて歩いてみた。晴れすぎて気温が20℃の閾値を超えたため、それほど多くの猫には会わなかったが、散歩自体は気持ちが良かった。
日陰でこちらの出方を窺っていたキジ白。カメラを構えたらこの通り。
門扉の内でも外でもない、微妙な位置に落ち着いた。おっかないけど美味しいものを持っているかも知れないからね。
定点の猫民家を覗いてみると、玄関のアプローチにキジ白が佇んで、こちらを眺めていた。
今日はコントラストが高くて、眼窩に影ができてしまうな。本当はもっと可愛らしい子。
草むらに突っ伏して寝ていた茶トラ白。しかしすでにバレていて、耳はしっかりこちら向き。
逆光を嫌って順光位置で撮ったら、余計変な顔になってしまった。写真ヘタクソでごめんよー。
絶好の行楽日和になって、いつもよりだいぶ人や車が多い。賑やかな交差点の角には猫もいた。
この子は先月初めにも見かけた子。ここで飼われているのか知らないが、いつもたいていここにいる。
中間地点の古墳神社に立ち寄ると、巡回中の古墳猫が出てきたところだった。
一通り済ませたあとは日陰でお昼寝。……のように見えるが、実は寝たふり。立ち去り際に振り返ったら、頭をもたげて俺が行ったのを確認していた。そんなに俺がイヤですか……。
ゴール地点に近づいて、スクーター二毛の家の前を通ると、いつもの場所に猫の気配がした。
向こうも待ち人じゃない顔つき。お互いぽかんとしたままで、しばらく見つめ合った。
顔が日陰になってしまって微妙な写真。でも元気そうだったので良かった。