昨日、おでんを煮ようとして準備していたら、床に落とした竹輪をサチコに奪われた。その時の素早さといったら野生のネコ科動物そのもので、何とか取り返そうとしたものの、3分の2ほどはサチコの胃袋に収まってしまった。
たかが竹輪一本とはいえ、今のサチコにそういうものを食べさせたら、味をしめてほかのものを食べなくなってしまう。案の定、今朝も朝早くから叩き起こされて、サチコは台所の前に張り付いたまま離れない。山盛りのカリカリには見向きもせずに鳴き続けている。
さて、今日の夜勤は月で最も忙しく、朝から雨も降っていることなので、猫散歩はお休みして昨日の続きを載せることにする。
ベロ出し茶トラ白のあと、市境を越えて薄色の猫民家にやってくると、カバーのかかった車の上で2匹の猫が寛いでいた。
ここを「薄色の猫民家」と呼んでいるのは、ここに薄色の遺伝子型ddを持った猫が多いから(こちらやこちら)。たまに見る毛色ではあるけど、交配の段階で優性遺伝子Dが一つ混じれば発現しないので、複数まとめて薄色なのは割と珍しい。こいつのような普通のキジトラや黒白などもいる家なので、余計そう思う。
引き続きその辺の猫路地をぶらぶらしていると、天下を睥睨する猫発見。分かるかな。
バルコニーの欄干が望楼代わり。周囲に高い建物がないから、さぞかし眺めがいいんだろうな。
線路をくぐって駅の南側に回ってきた。アパートの廊下で寛いでいるね。
近寄ったら逃走準備に入った茶トラ白。この辺りは多摩川の河岸段丘になっていて、我が家と同様、西向きの眺望のいい家が多い。天気が良ければ富士山も見える。
写真に写ったカープミラーを左に曲がれば以前住んでいた家がある。住んでいた時は屋根まで登ってくるのもいたぐらいだけど、引っ越したあとは猫自体あんまり見かけなくなった。
リハビリがてらの軽めの散歩のつもりだったが、家を出てから2時間近く経ってしまった。近所のコンビニで食料品を買い込んで自宅へ向かっていると、庇の上にシャム混1号がいた。
よほど機嫌が良くないとわざわざ降りては来ないシャム混1号。この日もこちらを見下ろしたままにゃあにゃあ鳴くばかり。