明日はきっと秋晴れだろうと思って床に就き、今朝は5時すぎに目が覚めた。布団から出てカーテンを開けると窓の外は真っ暗で、曇っているからなのか、それとも日の出が遅いからなのか判然としない。いずれにしても今日はフォーン君の超巨大公園へ赴くつもりでいたので、普段通りに仕度して6:37の青梅ライナーで東京へ向かった。
東京で京葉線に乗り換えて新木場に着いたのは7:55。薄曇りの超巨大公園に着いてみると、いつもの場所に三毛が佇んでいた。
うしろからもう1匹、ミルクコーヒー的色合いの三毛も現れた。いつもトイレの陰でうだうだしているのに、一緒に出て来るなんて珍しいな。
この子は前回会ったから約2ヶ月半ぶり。現在ここで暮らしているのはこの2匹だけのようだ。
同性だからか、2匹の三毛は仲がいいわけではない。一通り朝の挨拶が終わったあとは、つかず離れずの距離を置いている。動画も撮ったのでこちらでどうぞ。
今朝はだいぶ雲が多いね。ここは南向きだから、天気が良ければ日なたぼっこには最高なんだけど。
いつもならひっついて離れない黒三毛も、今朝はちょっと眠そう。日差しを浴びないと目が覚めないのかな。
顔立ちや耳の形は似ているけど、毛色はだいぶ違うなあ。ミルクコーヒーの方はフォーン君の身内かとも思うけど、そもそもミルクコーヒーの毛色を分類できずにいるから、遺伝子型で推測することもできない。
毛色を分類できたとしても家族関係まで分かるわけじゃない。でもこの子はフォーン君の家族であって欲しいという思いもある。家族がいるなら、あいつもここで十数年生きた甲斐があるってもんだから。
フォーン君の公園のあとは東西線に乗って浦安へ向かった。浦安には一昨年の7月にも行ったことがあって、その時は京葉線の舞浜まで歩いたんだが、初夏で暑かったせいか、そう多くの猫には会えなかった。
浦安市には猫実という町丁名が存在する。そのほかにも日本各地には「猫」のつく地名が少なくとも20箇所以上あって、今年の夏休みは名古屋市の猫洞通という街へ行ってみようと思っていた。しかし体調を崩して夏休みの大部分が潰れたことや、今年の名古屋はやたら暑かったらしくて、せっかく行っても芳しくない結果に終わりそうだったので、ひとまず延期したのだった。
で、今日の浦安散歩は改めて猫実猫を極めようということで、ほかの街は一切歩かず、最初から最後まで猫実で完結することにした。
浦安に着いたのは10時すぎ。だいぶ日が高くなって猫的にどうかなと思っていたが、散歩開始から10分ほどで最初の猫を発見した。
「あさって来やがれ!」
……というわけで、猫実散歩の出だしは割かし好調。次回に続く。