秋の深まりとともに日も短くなってきて、日の出時刻は6:21にまで遅くなっている。日勤前の散歩はあまり早く家を出ても暗いので、夏場は6:20、冬場は6:40を目安に出発している。今朝は何となく早い方で散歩を始めたが、目的地の福生に着いてもまだかなり暗く、猫に会えるかどうか以前に、いても撮影できる気がまったくしなかった。
遠くの空に見える朝焼けとは対照的に、濃い藍色に染まった歓楽街は寒く、ポケットに両手を突っ込んだまま肩をすぼめて歩いていると、行く手の道端で踊り子さんが水を飲んでいた。
舌を鳴らしながらその辺を歩いていると、駐車場の車の下からわらわら出てきた。
車の下からはキジ白が恐る恐る近寄って来た。きっとご飯が待ち遠しいんだな。
踊り子さんもやって来て、夜明けの駐車場に集う4匹。いつものメンバーの無事を確認できたのは良かったけど、もう暗くて暗くて……。
歓楽街の外れまで来ると、巡回中のキジトラに行き会った。まだ瞳がだいぶ大きいね。
朝早すぎたせいか、福キジ1号の公園には人間の爺さんしかおらず、「おはようございます」「今朝はまだ出てこないんだよ」といった会話を交わして駅へ向かうと、車の下に1匹潜んでいるのを発見。
やあ、君は8月に会った黒白の子じゃないの。少し大人びてきたかな?
前回より少し人慣れしたようで、ごろーんも披露してくれた。ただしなにぶん暗すぎて、撮ってもどうせブレブレだから写真は諦めた。明るい時にまた会いに来ようかな。