朝から降り続いていた雨は夕方までには止んだ。もともと今日は散歩をお休みするつもりでいたので、久しぶりにお昼近くまでグースカ寝て、午後からは羽村に住む父のところへ行ってきた。猫の方は、4日に行った奥多摩猫集落の後半が残っているので、そちらを載せることにする(前半はこちら)。
村人や猫たちの集会場からさらに坂を登って、カモシカやキジトラに会ったあと、再び上の縄張りに戻ってきた。やや薄曇りだったせいか、大盛況とは行かないが、それでも集会場にはぽつぽつと猫の姿が見えている。
近寄ったら逆サイドに逃げて行った。この子は前回来た時にも会った子猫だと思う(こちら)。なぜ「思う」なのかというと、黒い子猫は少なくとも2匹いて、同じ猫かどうかはっきり分からないから。
君は模様で分かるよ。前回より少し大きくなったようだね。
逃げた黒白が向かった先は、ほとんど動くことのないラック式運搬機の線路端。ここは下の段の猫たちの遊び場になっている。
「ここから先は時空が違うから、立ち入ったら何が起こるか分からないよ」
……立ち入ったらその通りになったので、そろそろ撤収することにした。最後にもう一度上に行って、いちばん人懐っこい2匹にご挨拶。
今度来るのは秋かなあ。それまでみんな元気でね。さっきは動画を撮らせてくれてありがとう。
11時台のバスを逃すと、次は2時間半待ちとなる。猫集落には商店はおろか自販機も公衆便所もない上に、山間なのでお昼すぎには日が翳ってしまう。それなりの装備がなければ長居の難しい場所なので、大人しくお昼前のバスで氷川に戻ってきた。
いつもと同じように、少し手前のバス停で降りて、付近の猫ポイントをチェックしながら駅に向かっていると、駐車場の隅で三毛が毛繕いしていた。
怪訝そうな表情をしているね。撮ったらすぐ行くから、ちょっとだけ相手してください。
奥多摩に来た時は必ず立ち寄るはなちゃん邸には、人の気配も猫の気配もなかった。諦めて街道に出たところで、巡回中と思しき猫発見。