今日は朝から小雨が降り続いていて、散歩には出かけずに家の掃除などして過ごした。お昼すぎにラーメンを食べに駅前まで行ったが、目下再開発中の駅周辺にはこれといった店がなく、不満足なまま家に戻って2時間ほどお昼寝した。北海道を出てからというもの、ラーメンを食べて心底旨いと思ったことは一度もない。
その北海道の元妻からメールがあって、曰く、「散歩していて猫がいたと思ったらキタキツネだったのでがっかりした」そうだ。俺の高校時代にも、グランドでサッカーなどしていると、キタキツネの親子が隅っこに座って見物していたものだった。雪の積もった朝は、ユキウサギのものと思われる、けんけんぱ状の足跡を見かけることもあった。地面に動物がいるのは当たり前のことであって、無関係的関係性を保ちつつ、人と動物がそれぞれの縄張りを相互に行き来していた。ヒグマとかに来られると困っちゃうけれども、基本的には今も当時の感覚のまま野外の生き物に接している。
前置きはこのくらいにして、それでは昨日の散歩の後半を。
地元の公園で粘って、猫と桜をカメラに収めたあと、青梅特快で中野まで行き、総武線各駅停車に乗り換えて、東中野から散歩の後半をスタートするつもりでいたが、何も考えずに乗った電車が東西線だったため、落合から歩くことになった。北新宿でこの子に会うまで、1匹も見かけなかったので、どちらで降りても同じ結果だったようだけれども。
「おいでー」と呼んでみたけど、警戒して出てこない。さっきの三毛の相方のようだ。
副都心の高層ビルが目前に迫る、小さな住宅街に入った。早速1匹目を発見。
4月上旬としてはかなり暑い日で、みんな引っ込んじゃって出て来ないかなと思っていたけど、カメラを構えている間にも、たくさんの猫が細い路地を行き来していた。こちらの建物では、椅子の脚のところに猫の足が見えているね。
いつの間にかキジ白が増え、キジトラも合流して、合計3匹になった。
背後にそびえる高層ビル群。この住宅地は新宿副都心計画の対象から外れ、民間レベルでちまちま地上げされていたようだけど、途中でバブルが弾けちゃったんだよなあ。虫食い空き地と廃屋ばかり増えて、この先どうするんだろ。
順光位置から見ると、だいぶ印象が変わるね。お腹はみ出てるよ。
この日最後に会ったのは、日陰の室外機で涼んでいたキジ白。耳が寝ているのは怯えているからではなく、もともと折れ耳だから。