新しい職場というのは疲れるもので、赴任後初めての休日となった今日は、一日中家でだらだらして過ごした。特に一昨日と昨日は朝の散歩で早起きしたので、ゆっくり寝たいという渇望に苛まれていた。
今日紹介するのは、今月2日に撮って、載せられずにいた猫たち。この日の夜は、以前の職場の同僚と立川で飲んだんだが、実は、自分から誘っておいて、約束したことをすっかり忘れていた。朝は普通に立川市内を散歩して、そのあと飲み会のことを思い出したため、夕方になってから再び立川に出て、約束の時間まで二度目の散歩をしたのだった。なお、俺は大変気紛れな性格なので、こういうことは幼稚園のころから何度もある。三つ子の魂百までなので、たぶん今後もある。
ではまず朝の散歩から。7時ちょうどに家を出て、逆光の強い日差しに顔をしかめながら通りに出ると、塀の上にキジ白3号が乗っかっていた。
眩しいところを悪いと思いつつ、順光側からも1枚。こいつは切れ長の目をしていて、意外にイケメンだったりする。いつも舌をしまい忘れてばかりで、だいぶ損をしているのではないだろうか。
西立川で電車を降りて、その辺を一回りしてみた。満身創痍の茶トラと巨大黒猫がいるね。
口腔が炎症を起こしているようで腫れが目立つ。ガタガタになりながらも、人懐っこさは相変わらずだった。
とても久しぶりな巨大黒猫は薄い反応。自分の体が重いのか、アクティブなところを見たことはほとんどない。
いつも気難しそうな顔でカメラに収まるけど、ご飯のおばさんが来ると豹変する。あ、豹もネコ科か。
動いているように見えない写真だけど、地面にすりすりしているところ。
元気そうなゆっくりちゃん。この日は赴任前の休暇中だったので、会えるうちに会っておきたかった。
少し離れると、慌てて起き上がって近寄ってくる。そして最初の写真に戻って、以下繰り返し。15分ほど遊んでその場を辞去した。
……以上のように、巨大黒猫やゆっくりちゃんには会えたものの、朝の散歩は必ずしも調子がいいわけではなかった。会いたい猫は、チョビ1号や七三の関係者など、ほかにも何匹かいたので、飲み会の前にもう一度歩いてみることにして、夕方は西国立からスタートした。
日没が近く、赤味の増した日陰にキジトラが佇んでいた。たぶん初めて見る顔。
かつて「480万マンション前」と呼んでいた行き止まりの路地に、キジ白2号がいた。
面倒を見ているというおばさんによれば、恐らく13歳ぐらいだろうとのこと。俺が初めて見かけたのが2011年だと言うと、確かにそのころ現れたと言っていた。ちなみに「480万マンション」の一室が売りに出されていたのは、10年ぐらい前のことだった。管理が適当で建物が汚かったり、4階なのにエレベーターがなかったりして、妻に「あり得ない」と却下されたわけだが、もし買って住んでいれば、キジ白2号は俺が面倒を見ていたかも知れない。
醒めた目でこちらを眺める婆さん。右目は相変わらず良くなったり悪くなったり。母はいなかった。
小料理屋の前に女将さんの自転車が止めてあった。カゴの中には三毛2号がはまっていた。
表情の読めない三毛2号。人懐っこいのかどうかもよく分からん。
日が暮れて暗くなった路地の脇で、ミルクコーヒー猫が物憂げにしていた。とても人懐っこい子だけど、この日は呼んでも撫でても反応なし。
暗くて撮影も限界になって来たので、ここで切り上げて飲み屋に向かった。結局この日もチョビ1号には会えずじまいだった。
明日と明後日は日勤なので、天気と体調さえ良ければ、朝のプチ散歩はできると思う(見つけられるとは限らないけど)。そのあと1日休んで夜勤を2回やるが、夜勤の時は、入りの日も明けの日も散歩はできないと思う。入りは20時からだから暗くて写真が撮れないし、今度の職場の2連続夜勤は明けた日の夜にまた出勤なので、中日の散歩はもっと無理。