今年は暑くなるのが異常に早いと感じているのは俺だけではないと思うがどうか。ぎりぎり真夏日にこそならないものの、晴れれば28~29℃になる日がゴールデンウイークあたりから続いている。家ではまだクーラーを使っていないが、夜勤もあるので時間の問題だ。今から5ヶ月近くそんな生活をしたら財布に響くし体にも良くない。
猫関係業務も厳しい。夏に比べれば午前中の気温の上がり方は緩やかだが、20℃の閾値超えが早まっているせいで、日中帯に猫を見つけられなくなってきている。今日の散歩は7時前から開始したが、9時過ぎを最後にぱったり気配が消えた。7月から5年目に入るこのブログを続けられるかどうかは、ひとえに今後の気温にかかっている。
……そんな感じで暑かった今日は、箱根ヶ崎から羽村の端っこまで散歩した。暑さを避けるには早起きするほかなく、家を出たのは6時半。今は日の出が早いので、もう1時間早くてもいいぐらいだが、さすがにそこまでは頑張れなかった。
箱根ヶ崎駅をあとにして間もなく、本日1匹目を発見した。
草葉の陰からこちらを見つめていたが、一歩前に出た途端、逃亡。毛色はキジ渦(ブラウンクラシックタビー)だった。
気配を察して目を覚ました。こいつは一昨年の7月に一度だけ会ったことのあるクリーム白。人懐っこいわけでもなく、このあと波板から飛び降りて逃げてしまったぐらいだが、夏の暑い時に死にそうになって見つけた猫なので、今でも印象に残っている。
散歩の前半で歩いた瑞穂町は、不交付団体(国から税金の配分を受けない地方公共団体)の常連で、東京都の中でも財政状況が良好な街の一つだ。そのためか、人口の割に公園や緑地帯がやたら多く、そうした場所を丁寧に探していると、いくら時間があっても足りないことになる。暑くなって尻すぼみになるのはイヤなので、少し急ぎ気味に歩き始めて間もなく、植え込みで黒い影が動くのを見つけた。
黒に逃げられてしょぼーんとしていたが、何と植え込みにはもう1匹いたのだった。
ニンジン畑に落ち着いた。俺が入れないことを知って余裕かましているな。
離れたところで張り込んでみたけど普通にバレている。なんか今日はダメな気がしてきた……。
ニンジン畑の茶トラに会ったあと、市境を越えて羽村市に入った。時刻は9時近く気温は23℃程度。そろそろ厳しいかも知れんなーと思いながら、とある団地を通り抜けていると、車の下から黒白が現れた。巡回中なら俺もお供しようかな。
……というようなやり取りがあったかどうかは置いといて、暑い日なたを動き回ってくたびれたのか、黒白は木陰で一休み。ちなみに、通りかかった人によると、この子の名前はマコちゃんというそうだ。うちの猫と同じ名前で、しかもとても人懐っこかったので、親近感もひとしお。動画も撮った。
ここらで生産されているお茶は「狭山茶」と呼ばれていて、静岡茶や宇治茶と並ぶ日本三大茶の一つ。ただ、東京近郊にあって宅地化が進んだため生産量が少なく、静岡県民のようにお茶ばかり飲むという風習は聞かない。
茶畑のあとも散歩は2時間ほど続いたが、暑くなってしまって猫影は完全に失せた。ぐったりして家に帰る途中、近所で見かけたカラーポイントが今日最後の猫。
明日から3日間は変則で8:00~17:00の勤務。うまく行けば出勤途中で猫に会えるかも知れない。