長いこと日勤が続いて、暗さと寒さに苛まれる毎日だったため、仕事がお休みの今日は、朝から夕方近くまで思う存分散歩してきた。7時すぎに家を出た時点ではかなり雲が厚く、休みの日に限って何で曇るんだよーとブータレながら歩いていたが、電車で移動しているうちに少しずつ晴れてきて、スタート地点の東福生に着いた時には青空も見えていた。
天気予報を見る限りは快晴以外の何物でもなく、その前提で考えていた散歩コースは、拝島のシャム混1号邸や再開発ファミリーの拠点だった。シャム混1号邸の近隣では住宅の新築工事が始まっていて、休工日でもないと家から出てこないと思われるし、再開発ファミリーの猫たちも、よほど天気が良くないと、全員揃ってはなかなか出てこない。多少青空が覗いたぐらいでは期待した成果は得られないと判断した結果、電車の車中で行き先を変更し、福生市内の猫拠点を巡りながら縦断するコースにしたのだった。
つい二週間ほど前、次に福生へ行くのは春と言ったような気がするが、それは気紛れキングたる俺の仕様である。最初に福キジ・福サビの公園に立ち寄ると、侘しい遊具の向こうにこちらを伺う猫影を見つけた。
野鳥のさえずりにいちいち反応して、落ち着きのない青1号。新しいカメラの取り扱いに慣れていないので、止まったところしか撮れん。
青1号と別れ、歩き慣れた猫街道をゆるゆると進む。背後に気配を感じて振り向くと、何と猫がいるではないか。
民家の敷地に逃げ込む前に一旦停止。いつもいつも済みませんね。
片方は瞬時に逃走し、残った方は限りなく黒に近いサビ。今まででいちばん近寄れたかも。
慌てて追ったらちゃんと待っててくれた。きれいな毛並みのキジトラ。
この子もよく動く子で、なかなかカメラの操作が追いつかない。なお、踊り子さんは不在だった。
ここ、店畳んじゃって、猫も猫好きの夫婦もいなくなったと思っていたけど、連れて行ってもらえなかったのかな。
前回会ったのは、まだ店が営業していた去年3月。やや毛並みが荒れた気はするが、食べるものは食べているらしく、痩せたりヨレたりしている風ではなかった。この辺りは親切な人が多い。
ここまで25枚の写真を紹介したが、今日の散歩はとても多くの猫に会えて、まだまだ整理が終わりそうにない。晴天の続く冬場でもあり、外に出さえすれば猫には会うだろうから、今日の残りは台湾旅行中に載せることになると思う。そういうわけで、次回の掲載までしばらくお待ちを。